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03月03日-一般質問-01号

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  1. 益子町議会 2020-03-03
    03月03日-一般質問-01号


    取得元: 益子町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-11
    令和 2年  3月 定例会(第7回)          令和2年3月益子町議会第7回定例会会議録                                  令和2年3月3日(火)出席議員(15名)      1番 関     絹  江         2番 諸  田  秀  之      3番 大  内  千 嘉 夫         4番 星  野  壽  男      5番 大  関     保         6番 小 野 澤  則  子      7番 直  井     睦         8番 日  渡     守      9番 小  島  久  之        10番 岩  﨑  秀  樹     11番 髙  橋  家  光        12番 加  藤  芳  男     13番 長  岡  景  介        14番 廣  田  茂 十 郎     16番 小  島  富  子欠席議員(1名)     15番 髙  橋  正  則地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者       町     長    大   塚   朋   之       副  町  長    横   田   清   泰       教  育  長    岡       良 一 郎       総 務 部 長    加   藤   友   之       民 生 部 長    木   村   明   美       産 業 建 設    池   田   浩   之       部     長       総 務 課 長    髙   濱   文   夫       企 画 課 長    日 下 田       純       税 務 課 長    髙   濵   具   己       住 民 課 長    和   久       努       環 境 課 長    仁   平   勝   雄       健 康 福 祉    冨 賀 瀬   章   二       課     長       高 齢 者 支 援    河   原       平       課     長       農 政 課 長    大   塚       栄       観 光 商 工    福   田   浩   一       課     長       建 設 課 長    飯   村   正   行       会 計 管 理 者    永   嶋   祐   子       兼 会 計 課 長       学 校 教 育    石   塚       誠       課     長       生 涯 学 習    櫻   井   英   樹       課     長       監 査 委 員    大   槻   征   夫事務局職員出席者       事 務 局 長    小   堀       浩       次     長    村   上   貴   子               開会  午前10時00分 ○議長(星野壽男) 国旗、町旗に対して敬礼を行います。  礼。  着席願います。  今回定例会で上程となります令和2年度予算については、新ましこ未来計画を推進していくための大変重要なものであります。議員各位におかれましては、さらなる益子町の発展と町民福祉の向上に向けた活発な議論と慎重なる審議をお願いいたします。  ただいまの出席議員数は15名です。  15番、髙橋議員から本日の会議は入院のため欠席したいとの届出がありましたので、報告いたします。  ただいまから令和2年第7回益子町議会定例会を開会します。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配りましたとおりです。 ○議長(星野壽男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に14番、廣田議員、16番、小島議員を指名します。 ○議長(星野壽男) 日程第2、会期の決定を議題にします。  この件につきましては、去る2月21日に議会運営委員会を開いて協議してありますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。  小島委員長。 ◆16番(小島富子) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会の結果についてご報告いたします。  去る2月21日午前10時、第1委員会室において、令和2年第7回益子町議会定例会について議会運営委員会を開きました。  会期は、3月3日本日から3月13日までの11日間とします。  提出された議案は、条例の制定2件、条例の改正8件、補正予算6件、当初予算6件、町道路線の変更1件、町道路線の廃止1件、農業用施設災害復旧事業の施行1件、閉会中の継続調査及び議員派遣であります。  なお、一般質問通告書を2月18日12時で締め切り、通告者は7名です。一般質問につきましては通告制ですので、通告外の質問はしないよう協力をお願いするとともに、通告順に1人60分以内とします。  次に、日程等の概要につきましては、お手元に配付しました議案書の審議予定表のとおり議会運営委員会で決定しましたので、議員各位のご賛同をお願い申し上げ、報告といたします。 ○議長(星野壽男) 報告を終わります。  お諮りします。この定例会の会期を議会運営委員長報告のとおり、3月3日本日から3月13日までの11日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(星野壽男) 異議なしと認めます。  したがって、会期は本日から3月13日までの11日間に決定しました。 ○議長(星野壽男) 日程第3、諸般の報告を行います。  今回上程されます案件は25件です。  地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めました者の職、氏名はお手元に配りましたとおりです。  これで諸般の報告を終わります。 ○議長(星野壽男) 日程第4、報告第1号 寄附受け入れの報告を求めます。  総務課長。 ◎総務課長(髙濱) おはようございます。議案書9ページをお願いいたします。  報告第1号 寄附受け入れ。次のとおり寄附の申し出があったので、これを受けたことについて議会に報告する。  寄附者、東京都目黒区三田二丁目12番6号(エンブレム目黒・茶屋坂204)、塚本妙子。寄附年月日、令和2年2月3日。寄附物件等、益子町大字益子4261番2のうち643.80平方メートル。益子町大字益子4264番8のうち817.03平方メートル。1,330万8,161円相当。寄附の目的、観光誘客と地場産業の振興のため活用。  令和2年3月3日報告。益子町長。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 報告を終わります。 ○議長(星野壽男) 日程第5、令和2年度所信表明を行います。  これを許します。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 皆様、おはようございます。議員の皆様には大変お忙しい中、第7回議会定例会にご出席を賜り、誠にありがとうございます。  本日ここに提案いたしました令和2年度当初予算はじめ、各案件をご審議いただく前に、私の町政に対する所信の一端を述べさせていただき、議員各位のご理解を賜りたいと存じます。  今年度は4月に益子町議会議員選挙が行われ、新たな気持ちでのスタートとなりました。6月には「ましこ悠和館」の「御座所」「平和のギャラリー」のオープニング式典を行い、「道の駅ましこ」もご来場200万人を達成することが出来ました。7月には、副町長を経済産業省から、産業建設部長を民間企業から迎え入れ、産業振興への布陣が強化されました。8月にアメリカの友好都市ダブリンとの和太鼓の交流を行うと、9月にはイギリスのコーンウォール州の知事と議長、ディッチリングの美術館長、アメリカのダブリン市長・副市長に相次いでご訪問いただきました。10月は、東日本に大きな被害をもたらした台風19号の対応に迫られるなど、慌ただしく一年が経過しようとしております。  そんな中ではありますが、「新ましこ未来計画」に掲げられた目標については、協働の力でおおむね順調に結果を残せてきたと思います。町民の皆さま、議員の皆さま、そして職員の皆に対して心からの御礼と共に、その成果を褒め称えたいと思います。  しかしながら、一番の課題である「人口減少」「少子化」については、結果を残すことが出来ませんでした。この課題には特効薬があるわけではなく、長期にわたってしっかりと効果的な取り組みをし続ける必要があります。そして何よりも、私たちが「人口問題を克服する」ということを改めて強く決意することから始めなければならないと私は考えます。  国が示すような「人口減少を緩やかにする」ではなく、益子町は少子化に歯止めをかけ「逆転の時代を創る」ということを改めて目標に掲げたいと思います。  令和2年度は「新ましこ未来計画」の計画期間の最終年度であるとともに、令和3年度から始まる新たな最上位計画づくりをする非常に重要な年であります。その計画づくりにおいては、財政の健全化を図りながらも、「未来を創る」ための投資や下地づくりを同時に行うことを念頭に進めてまいりたいと思いますので、議員の皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。  令和2年度予算につきましても、益子町の最大の課題である「少子化」への対応のため、産業振興により「仕事のあるまち」を創ること、住環境の整備により「住みたいまち」を創ること、子育て・教育環境の充実を図り「子供を育てたいまち」を創ることを3本の柱に、予算を重点配分させていただきました。  まず、1つ目の柱「産業振興」につきましては、「農業と食に観光を絡めた地場産業づくり」を推し進め、町内総生産の拡大を図ります。「mashipo(ましぽ)」の導入による「町内循環型経済」の基盤づくり。DMOの設立に向けた観光戦略事業。セントアイヴスとの友好100年をお互いの町でお祝いする「100年祭」。さらに「100年祭」に合わせたインバウンド誘客事業を行います。7月には6次化の推進力となる加工施設を稼働させ、悠和館の活用も図ってまいります。益子町の人口の社会減のほとんどは20歳代であります。このことからも産業の振興を図り、雇用の増加を促すことが最も重要であり、企業誘致も含めて予算や人材の確保に努めてまいります。  2つ目の柱「住環境の整備」につきましては、いよいよ令和2年度から「役場周辺土地区画整理事業」に着手してまいります。「ランドスケープデザイン」により益子町の古き良き原風景を残しながら、若い子育て世代の感性に訴えるような市街地の形成を目指していきたいと考えております。なお、本年5月には「ランドスケープ」の発表会を行い、地区懇談会やフィールドワークに基づいた益子の7つの地域ごとの住環境づくりの提案を行う予定です。  最後の3つ目の柱「子育て・教育」につきましては、文部科学省が示す「GIGAスクール構想」実現のために、各小中学校に高速大容量の通信ネットワーク整備に係る予算を計上いたしました。加えてICT教育を推進するための電子黒板やデジタル教科書等も順次整備してまいります。  また、子育て世代の支援といたしまして、益子町独自の施策であります「子育て応援手当て」についても引き続き行ってまいります。  このほかにも、2021年に5回目の開催を予定している「土祭」や2022年の「いちご一会とちぎ国体」に向けた準備事業をはじめ、健康づくり、雇用対策、環境への配慮、防災対策などを進めてまいります。  行財政運営に当たり施策の一端を申し上げ、所信表明とさせていただきますが、令和2年度は、「新ましこ未来計画」の最終年度でございます。将来像である『幸せな共同体・ましこ』の実感を町民の皆さまにしていただけるよう、そして掲げた目標を達成できるよう協働で汗を流す一年にしてまいりたいと存じますので、町民の皆さま並びに議員各位の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げ所信とさせていただきます。 ○議長(星野壽男) これで令和2年度所信表明は終わりました。 ○議長(星野壽男) 日程第6、一般質問を行います。  議長に一般質問通告書が提出されていますので、順次に発言を許可します。  8番、日渡議員の一般質問を許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 皆さん、おはようございます。令和2年第7回益子町議会定例会におきまして、通告に基づき一般質問させていただきます。  まず最初に、自分の所見を発表してから質問いたします。なお、回答に応じましては再質問させていただきますので、あらかじめご了承願いたいと思います。  さて、安定した財源確保については自主財源が重要かと認識しています。自主財源の割合を高めるためには生産労働人口の増加、持続可能とするためには最若年層の増加が必要ですが、残念ながら人口減少、少子高齢化の流れはとどまるところを知りません。本県でも2月1日現在では、小山市、下野市、野木町以外は全て人口減少でした。本町でも2万2,000人台から2万1,000人台に変わる、まさに過渡期にあるかと思います。真正面から減少緩和に立ち向かっていくか、それとも逆転の発想で乗り切るか、これは執行部のみならず我々も含めまして町民全体の問題と考えています。  さて、1月下旬に岐阜県の多治見市と大垣市を視察研修してきました。多治見市は自主財源率52.4%、大垣市は私の試算では約62%でした。両市とも参考とする点がたくさんありまして、いろいろ学んでまいりました。特に大垣市の子育て日本一を目指す施策からはいろいろ学ばせてもらいました。そういう中で大垣市に関しまして総人口の推移が平成24年から31年にかけて16万人の横ばい状態であったということでした。出生者数はさすがに減少し、平成30年、24年度に比べて236人の減少。ただ、社会動態数は、平成30年の数字を見ますとプラス158人という状況でした。理由を聞きましたところ、大企業8社うち一部上場4社の存在が大きいのではないかというような説明がございました。本町の自主財源もちょっと調べてみました。予算上、平成30年度42.1%、31年度40.1%、令和2年度37%と若干低下の傾向にあります。参考までに芳賀郡市1市4町も見てみますと、令和2年度予算の中で真岡市は56%、茂木町は33%、市貝町は57%、芳賀町は53%となっていました。ちなみに、ひまわりサミット3町では上三川町が60%、野木町が56%という数値でした。  ふるさと納税につきましては、寄附金税額控除制度で各自治体は寄附を募る際、地域の課題や独自の政策をアピールし、多くの賛同を得るよう努力と工夫が求められています。その代わり自治体は、寄附金をその自治体独自の事業や特色ある施策に充てることができる、そういうメリットがあります。返礼品に関しては問題点がたくさんありましたけれども、最終的に調達費が寄附額の30%以下、返礼品は地場産品とし、参加自治体を国の指定制としています。本町につきましては、関係者の努力によりましてマスコミの露出度も比較的高く、益子焼のおかげで有名でもあり、例年成果を上げていると評価いたします。願わくはさらなる成果を期待するところです。  道の駅ましこについては、この問題は町とましこカンパニーとの関連を踏まえての質問ですけれども、新ましこ未来計画の当初のKPIの数値を超えて着実に進展していると評価いたします。私が議員になったときには既に建設が着工されていた頃でしたが、多くの議論がなされ、いろいろ議論等がされていた時期でした。そこで、次の第2のステージとしましては、今後の課題になるかと思いますけれども、いろいろあるかと思います。  悠和館につきましても、これも町とましこカンパニーとの関連を踏まえての質問ですけれども、底地等の締結もなされ、昨年6月12日から平和ギャラリーの開設、2月22日から宿泊業務の開始と進んでおります。ただ、ここへ来まして、新型コロナウイルスによる肺炎の感染の拡大によりまして、若干先行きが不透明なところがありますけれども、宿泊業務のできるだけ順調な進展が望まれるところでございます。  企業誘致につきましては、県議会、テレビ等を見ていますと2月の通常会議の一般質問の中でも意見が出されていまして、本県の工場立地件数は全国18位、立地面積は17位。それに比較しましてお隣の茨城や群馬両県はいずれも5位以内、上位を誇っております。本町にとっても工場誘致、企業誘致は大きな課題でありますので、官民一体となって取り組むべき課題と思います。  以上の観点から安定した財源確保について、1つ、ふるさと納税は平成31年度KPIを1億円と設定していますけれども、現時点での実績と年間を通しての見通しは。  1つ、道の駅における平成31年度の来場者数と収益の現状。  1つ、悠和館における2月22日以降の宿泊申込者数の現状はどうなっているか。  1つ、企業誘致の取組の状況と今後の見通しはどのようになっているかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 日渡議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、ふるさと納税の状況についてでございますが、本年度の現時点における益子町へのふるさと納税寄附金額は3,458万5,281円となっております。また、年間を通しての見通しにつきましては、現在の受領額から推察をいたしますと、前年度決算額を若干下回る3,600万円程度になるものと考えております。KPIの1億円に対しましてはかなり厳しい数字となってしまいますが、今後もより多くの寄附をしていただけるよう返礼品の開拓に加え、益子町を応援したいと思っていただける施策の推進に向け、引き続き努力をしてまいります。  次に、道の駅の令和元年度における来場者数及び収益の状況でございますが、1月末現在で入場者数が約70万6,000人、売上高が約5億3,000万円となっております。前年同期は、来場者数が63万8,000人、売上高が約4億8,000万円であり、入場者数、売上高ともに前年の実績を上回っている状況であります。  次に、2月22日に開業いたしましたましこ悠和館の宿泊状況につきましては、2月1日より予約受付を開始いたしました。2月開業当初の週末はほぼ満室の状況でありましたが、3月以降の予約状況については新型コロナウイルスの影響もあり、キャンセルなどもありましたので、まだ予約が可能な状況でございます。ゴールデンウイーク中の予約につきましては、前半は満室になっており、後半にはまだ予約可能な日が若干ある状況でございます。当初は、電話による宿泊予約のみでございましたが、現在は宿泊予約サイトが稼働し、ホームページも開設されておりますので、さらなる情報発信により、宿泊者の増加につながるものと期待をしております。  次に、企業誘致の取組状況につきましては、企業や県からの問合せに対して状況に合う適地を確認して回答している状況でございます。今年度は、5件の問合せがございました。現在町に企業用地として売買や貸し出しできる土地として登録されている場所は2か所ほどございます。また、そのほかに3月で閉鎖を表明している七井のリズム時計益子事業所の跡地につきましては、企業からの問合せ等に対して、同社と連携して対応しているところでございます。こちらの場所は、高台にあり、水害に強い優位性や好立地であることをPRし、積極的に企業誘致に取り組んでまいりたいと考えております。また、企業誘致は製造業などの誘致が一般的ですが、新ましこ未来計画で農業を成長産業として位置づけていることから、農業に参入する企業の誘致にも取り組んでまいります。今後は、塙の工業専用地域中部環境跡地の活用方法につきましても検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 回答了解いたしました。  再質問させていただきます。資料を見まして、一般会計の予算状況、歳入内訳を平成29年度から令和2年度をいろいろ見まして、分担金及び負担金のところが令和2年度対29年比50.07%の数字、繰入金が同じく対29年比32.3%とその2か所だけ大幅に減少していましたけれども、その要因についてお伺いいたします。
    ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) ご質問の分担金、負担金の減額要因でございますが、こちらにつきましては昨年の10月から保育料の無償化が開始されました。その部分につきまして、この今まで保育料として頂いていた部分が一部を除き、なくなりますので、それが減額の要因ということでございます。もう一点につきまして、繰入金でございます。繰入金につきましては、令和2年度部分については財政調整基金が9,500万の繰入れということで、昨年の2億2,600万から大きく減少しているということ、さらには前年度は地域福祉基金福祉バス購入のための基金の繰入れをしておりました。それがなくなりますので、この繰入金が大きく減少しているというのが要因でございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) では、次に質問させてもらいます。ふるさと納税は、町の独自の予算等に使えるということでいろいろ考えております。今年は、本県において水害の被害の多かった県南の地方では大分額が多いとの報道があります。中でも小山市が2億円を突破して、過去最高額を記録したというような発表がありました。中でちょっとおもしろいなと思ったのですけれども、ボックスティッシュだとか、かけ布団と敷き布団のセットが当たったなんていうことが報道されていまして、返礼品の設定は難しいとかいろいろあるなと思いましたけれども、本町としましては返礼品についてどのような工夫と対策をされているかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 議員ご指摘のとおり、小山市などはボックスティッシュということで市のキャラクターをティッシュに刷り込んで、それがかわいらしいということで好評を得ているということで、大きな納税につながっているというふうに以前新聞報道等で出ていたようでございます。益子町につきましては、なかなかそういった独自の品物というのは現在のところございません。確かに目新しさというものは当然寄附者の目を引くということで大切であると思っております。そういった中で、事業者さんでそういった独特な品物等の協力も当然頂いていかなければならないというふうには考えておりますので、今後はそういった例えばふるさと納税でしか手に入らないようなものが設定可能かどうかというのも含めまして、今後は事業者さんと調整をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 次に、これも町とましこカンパニーとの関連を踏まえての質問ですけれども、悠和館において平和のギャラリー見学の客と宿泊者の区別が困難であり、宿泊者のプライバシーの確保ができない等の理由で宿泊業務が遅延したといういきさつを聞いておりますが、その辺の対応についてはどのようにされたのか、解決されたのかどうかお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 議員のご質問でございますが、ギャラリーのほうと宿泊者の区分けにつきましては、ギャラリーと宿泊客の受付場所、まず別にしてございます。ギャラリーのほうは御座所とギャラリーの見学ということで、見学に来られたお客様につきましては玄関での受付となっております。そこで入場券の購入や見学場所であります2階へのご案内をしている状況でございます。宿泊客につきましては、玄関で確認し、受付場所であります食堂のほうへご案内してございます。1階の廊下と2階の客室入り口につきましてはセーフティーラインを設けまして、立入りの規制をかけているところでございます。トイレを利用される方につきましては、受付のところでついています今悠楽塾さんのほうでご案内していただくようになっております。また、ギャラリーの見学者と宿泊者が重ならないように時間帯のほうの調整をしまして、運営をしているところでございます。そちらのほうからギャラリーと宿泊者様の施設内での区分けのほうはできているものと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 企業誘致につきましては、回答いただきましておおむね理解いたしましたので、控えますけれども、これは官民挙げて全員で取り組むこと、しかも町の財政は重要ですので、ぜひ強くやっていただくことを希望しまして、次に移りたいと思います。  大問の2、大問に行きます。1920年3月、初めて益子町を訪れた濱田庄司先生が盟友であるイギリス人バーナードリーチ氏とイギリスの首都ロンドンから西南西にありますセントアイヴスに行きまして、9月、そこで西洋最初の登り窯を築いて陶芸を開始したと聞いております。濱田氏の本を読みますと、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育ったと自分の陶芸の活動を振り返っています。そういう中で1920年という年と、イギリスのセントアイヴスという町は大きな影響を与えたのだと理解しております。そして、帰国して1924年、30歳のときには濱田先生は東京からほど近く田舎町の益子町に住み始めたようです。ちょうど今年が1920年の年から100年目、記念すべき2020年に当たります。あわせて、東京オリンピック・パラリンピックというこれまたビックイベントの年でもあります。ただ、残念ながらさっきも言いましたけれども、新型コロナウイルスの感染による肺炎の問題がまだ解決していませんので、早晩終息する、解決するという前提と、そういう期待の下に質問をさせていただきます。そういう趣旨をご了承願いたいと思います。  さて、益子×セントアイヴス100年祭に関しましては、マスコミ等の情報等をまとめますと、5月に大塚町長がセントアイヴスの記念式典に出席、5月下旬にはセントアイヴスから中学生が初めて訪町、ホームステイをする。6月には益子陶芸美術館でセントアイヴスの町長やリーチポタリーの館長を招待しての記念式典、そのほか特別企画展、食文化の紹介が予定されていると報道されています。  一方のアメリカに関しましては、大統領選挙の年としまして盛り上がっています。益子町の友好都市オハイオ州ダブリン市は人口5万人弱。世界的な和太鼓奏者、林英哲氏の育てたダブリン太鼓と益子天人疾風の会の取り持つ縁で両市町は友好都市となっています。なお、ダブリン市をいろいろ調べまして、高校生が使っています新詳高等地図にはダブリン市は載っておりません。恐らくアメリカの地図にも益子町は載っていないと推測されます。そういう2つの市と町が国際交流を行うことは非常に有意義と評価し、期待しております。  以上の観点から国際交流の取組について、1つ、益子×セントアイヴス100年祭の目的と7か月に及ぶ行事の概要はどうなっているか。  オハイオ州ダブリン市との今後の交流の予定と行事の概要はどうなっているか、お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 初めに、益子×セントアイヴス100年祭の目的につきましては、濱田庄司とバーナードリーチの交流を機に始まった益子とセントアイヴスとの友好の歴史100年の節目に両氏の友情の輪が町の歴史となり、現在の陶芸の礎となっていることを再認識し、未来の交流を育む機会とするものであります。また、100年祭を町外、国外へ発信し、インバウンドを含む誘客拡大につなげることも目的としております。事業につきましては、実行委員会を中心に町を挙げて英国関連の企画を展開いたします。概要につきましては、5月に益子町中学生海外派遣事業関連として、セントアイヴスの子供たちの初めての益子町来訪が予定されておりますので、町内中学生との交流や過去の派遣事業を振り返るパネル展示等を計画しております。6月には益子陶芸美術館企画展「英国で始まり」展オープニングセレモニーと併せて、英国からセントアイヴス町長、リーチポタリー館長を招待し、互いの友好を記念するレセプションを開きます。それ以降、益子焼協同組合主催の陶土を学ぶ見学ツアーや益子焼販売店組合主催の「濱田庄司所縁の作家展」や益子陶芸美術館と益子参考館を会場とするクラフト市、ましこ市の開催、道の駅、商工会を中心とした食イベント等を計画しております。まずは、私たちが益子とセントアイヴスとの友好100年の中で手仕事をなりわいとしてきた暮らしを見詰め直し、この先100年後の発展につながるような事業にしてまいりたいと考えております。  次に、ダブリン市との交流につきましては、平成27年に友好都市の締結をし、その後副町長等の訪問、ダブリン市の高校生の受入れなどの交流を続け、昨年8月にはダブリン市において天人疾風の会とダブリン太鼓との合同公演を実施し、より交流を深めることができました。また、ダブリン市やダブリン市教育委員会などを訪問し、今後の交流についての話合いもいたしました。そのとき、ダブリン市の高校生が令和2年6月に益子へ訪問したい旨の話もあり、受入れの検討を始めましたが、残念ながら令和3年度以降に延期したい旨の連絡が過日ございました。今後もこのような学生の受入れと益子からの派遣などや太鼓などの文化のつながりを大切にし、交流を深められるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 再質問させていただきます。イギリス関係のロンドンに行きまして、今回も2回目のトップセールス等が行われると想定しますけれども、対費用効果等はどのように算定しているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 日渡議員のご質問にお答えしたいと思います。  今年度の11月にトップセールスということで副町長にイギリスのほうに行っていただきました。その中でワールド・トラベル・マーケットのほうでトップセールスという形で事業展開をしまして、そちらのほうのマーケットのブースのほうで名刺交換をさせていただいたところが142社ございました。戻りまして、こちらのほうにそちらの旅行代理店等から問合せ等ありまして、観光協会のほうに問合せがあった件のほうで旅行商品のメニューづくりをお願いしたり、またはそういう問合せに対して返事等を行っていただいたり等してございます。そちらにつきまして、十数社そういうような問合せがあったと聞いておりますので、そちらの十数社につきまして今後とも旅行商品等のやり取りができるような形で努めていきたいと考えております。また、名刺交換をしていただいた旅行業者様につきましては、今後も益子町とのつながりを持つような形でお礼なり、または益子の観光案内なりを送るような形で対応のほう考えております。そのようなことから11月に行っていただいた効果のほうも出てきていると考えおります。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 益子町がイギリスとかアメリカと交流をしまして、具体的な個別のことを勉強になりますし、特に今イギリスの場合はEUからの離脱ということで昨年来話題になっております。今年イギリスはEUから離脱を正式に合意しました。恐らく1年間ぐらいは今のままというか、元の条件でいろいろ交流、いろいろ取引できると思いますけれども、1年後ぐらいからは恐らく条件が変わってきて、新たな条件というのですか、それで対応していくかと思いますけれども、そういう件について現在どのようにお考えになっているかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 日渡議員のご質問にお答えしたいと思います。  令和2年度に開催予定であります100年祭の事業のほうで美術館のほうの「英国から始まり」につきましては、英国からの借用品関係等がございますので、先ほど議員がおっしゃられたように1年間の猶予期間内で返却まで終わりますので、年内の完了ということで年内の猶予期間内で終了することに対して特に問題はないかと考えております。ただ、今後のトップセールスや販路拡大事業を現在実施しておりますが、2021年度から関税関係や渡航につきまして議員おっしゃられるように多分大幅な変更がございますと考えますので、今後ともイギリスの動向等を確認しながら情報を収集して、そちらのほうの事業展開に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 了解いたしました。  次に、友好都市交流の一環というか、延長線としましてイギリス人とかアメリカ人を中心としました欧米人のインバウンド等は重要かと思います。さらに今年は、先ほども言いましたけれども、東京オリンピック・パラリンピックが予定されています。そういう中、欧米人を対象とした長期滞在型の宿泊施設として悠和館の活用等は望ましいのではないかと思うのですけれども、実際問題としましてそういう対応とか、そういうのを考えているかどうかお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 日渡議員のご質問にお答えしたいと思います。  インバウンドの対応ということで、欧米人にかかわらず対応のほうを現在考えている部分につきましては、悠和館のほうのパンフレットにつきましては英語表記がございます。また、今後お部屋の案内、どういうところに何があってとか、問合せについてはこういうような問合せ方法がありますというようなお部屋の案内につきまして、まず英語表記のものを作成して対応したいと考えております。また、当日の受付や施設内の案内ということでまるきり日本語が分からない方につきましては、翻訳ソフトという形の対応やカンパニーさんのほうでちょっと英語ができる社員さんがいるということでそちらのほうに来ていただいて対応することも考えております。食事につきましては、予約時、また当日の受付時に一応メニューのほうを確認しながら今後対応のほうを検討していきたいということで聞いております。町としましてもそちらのほうの対応につきましては協力していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 次に、友好都市が締結されましてセントアイヴスとは8年、アメリカのダブリンとは5年経過しています。今後も発展的に継続すると思います。そこで、その交流の証となるようなと思うのですけれども、関係資料、記念品、物品等を陳列、展示したり、両市、2つの外国の都市を紹介するようなビデオフィルム等が上映できるようなギャラリー、またはスペースを既存の施設等を有効活用してなるべくお金がかからない形で設置すると子供たちとか若い人たちには非常に身近なものとなって有効であると考えますけれども、そういう施設に関して執行部ではどのように考えているかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) ダブリン市、それからセントアイヴス町、そちらとの交流の記録的なものをということでありますと、そちらのものはやはり残しておくべきだと考えております。ただ、庁舎に関しましては、そのための部屋とかいうのはなかなか難しい状況ではあるかと思います。各施設などを検討しながらそちらの面には考えてみたいと思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) なかなか難しいことかと思いますけれども、ぜひお金のかからない形で既存の施設等を利用して記念館といいますか、そういう場所を設置することを提案して、次に移りたいと思います。  新ましこ未来計画も令和2年度最後の年となります。たくましく生きるための人材の育成として平成31年度を指標に小学生のスポーツクラブ参加率、KPI、66.0%、小中学生の新体力テストA級取得者の割合、KPI、14.0%を挙げて、強化、充実を標榜しています。1月30日、全協発表の第3四半期の進捗状況では、スポーツクラブ参加率が59.9%、目標値には若干低い。新体力テストA級以上者の割合、12.0%でこれも若干及ばない。学力に関しては、これも同じく新ましこ未来計画を見ますと平成31年度全国学力テスト全国順位中学3年次、KPI、5位以内、英検3級取得率、KPI、29.0%と掲げて学力の充実、向上に努めるとしています。同発表では学力テスト全国順位、中学3年生に関しては5位で目標値を達成。英検3級取得率は、26.2%で目標値よりも若干低い数値となっています。具体的な全国体力テストの結果とか学力テストの結果は都道府県のみしか発表されていませんので、細かい数値分かりませんけれども、栃木県の体力テストの様子を報道等で見ますと、小学5年男子の平均点合計が過去最低、中学2年女子が過去最高の点数で全国平均を上回っているけれども、小学5年女子、中学2年男子がともに前年度を下回っている。過去最低となった小学5年男子は、ソフトボール投げの種目で全国最下位。全体としては走力の落ち込みが指摘されていました。学力テスト結果発表では、これも都道府県の結果しか分かりませんけれども、栃木県を見ますと国語は全国平均を上回っている。ただ、算数、数学、英語等は若干平均を下回っていると報道されていました。また、体力の低下、学力の低下は、これは全国的な傾向でもあるという厳しい指摘もありました。  その反面、小中学生のスマホやゲームに向かう時間の増加が挙げられています。幾つも結果分析が出ておりますけれども、令和元年3月、内閣府調査発表では自分専用のスマホ所持割合は小学生で30%超、中学生は80%弱という数字が挙がっていました。読書量については、今のスマホとかゲームの関係でしょうか。30年前の3分の1に減少している。小学生の1か月の平均読書量が1年生が最も多くて3.8冊。学年が上がるにつれて減少し、6年生は2.4、中学生はさらに部活や勉強の関係で減少するだろうと書いてあります。しかも読書は、個人格差が大きいので、読む人は読む、読まない人は読まない、読まない児童・生徒は恐らく全然読まないであろうという分析結果が出ていました。なお、県議会でも見ていますと、2月の通常議会におきまして25日でしたか、子供の学力と体力向上策について一般質問がされていました。  以上の観点から小中学生の体力及び学力向上の取組について、1つ、今年度の本町の小中学生の全国体力テストの結果と向上のための取組について。  1つ、同学力テストの結果と向上のための取組について。  1つ、小中学生の読書量の実態と読書推進のための取組はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 小中学生の体力及び学力向上の取組につきましては、教育長が答弁をさせていただきます。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 日渡議員のご質問にお答えをいたします。  まず、小中学生の全国体力調査についてでございますが、種目により全国平均値を上回るもの、あるいは下回るものがありましたが、小学生、中学生ともに20メートルシャトルラン、これは往復持久力、全身持久力というのを養うものでありますけれども、これが全国に比べ良好な結果が得られました。一方、長座体前屈、柔軟性の種目でありますが、これに課題が見られたところでございます。体力向上のための取組につきましては、平成28年度に益子町子ども体力向上プログラムを独自に策定いたしまして、体育の授業や、あるいは体育集会等で常時活用しておりますが、このプログラムを策定してから3年が経過するということもございまして、今回の結果を踏まえましてプログラムの見直しを令和2年度行って、さらなる体力の向上に努めてまいりたいと考えております。  次に、全国学力・学習状況調査の結果についてでございますが、中学生につきましては全ての教科で全国平均を上回り、すばらしい結果でございました。小学生につきましても算数で全国平均を下回ったものの、国語では全国平均を2ポイント以上上回っており、良好な結果でございました。引き続き学力向上指導員や学力向上推進リーダー、派遣事業の活用や県教育委員会や芳賀4町教育研究協議会と連携いたしまして、校内研究授業、授業研究会での指導支援を行い、何といっても先生方の授業力、これを向上させて児童・生徒の学力向上を図ってまいりたいと考えております。  次に、読書推進のための取組につきましては、既に全学校ともに朝の全校一斉読書の時間、あるいは定期的に、これ教育課程の中に位置づけておりますけれども、図書ボランティアによる読み聞かせを行いまして、本に親しむ時間を確保しております。また、平成29年度より学校司書を配置し、司書教諭と連携して学校図書館の整備や活用について、その充実に努めておりまして、十分な読書量の確保に向けて取り組んでおりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) ただいまの回答を聞きまして、まずまずの結果かなと思って喜んでおります。質問するわけですけれども、体力低下も全体的な問題ですけれども、質問をしていてこういうこと言うのもなんですけれども、現在小中学校では、中学校は特にそうですけれども、激しい部活動の改善とか、あと教員の働き方改革等が推進されまして、なかなか私たちが要望してもすぐにはいかない状況にあるのかとちょっと危惧しております。特に週2日以上の休業日を設けるとか、部活動時間は2時間に抑えるとかありますので、なかなか教育現場では人的、時間的な余裕がないとちょっと思います。そういう中で、私は地域とか家庭がともに一緒になって対策や取組をしていけば、少しでも上がるのではないか、そういうふうに思うのですけれども、行政ではどのように考えているか、その件についてお伺いします。 ○議長(星野壽男) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(櫻井) 体力向上への取組につきましては、地域や家庭の協力は欠かせないものと考えております。小学校におきましては、現在スポーツ少年団やスポーツクラブ、ましこチャレンジクラブなどに加入して体力向上に取り組んでいる子供たちがおりますけれども、どうしてもご家庭の都合で参加できないという子供たちもいるようですので、ご家庭の協力というのは必要になってくるかと思います。また、スポーツ少年団などを推進していくためには指導者の確保というのも必要になってきます。それで、地域の方、保護者の方が指導者になってくれていますけれども、こちらにつきましても地域の方、保護者の皆様のご協力をもって運営しているという状況でございますが、なかなか難しい状況でございます。その中で子供たちの体力向上につきましては、社会体育での取組も大切となってきておりますので、今後とも地域の方や保護者の方のご理解や協力を頂いて、ぜひ向上させていく取組を続けていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) 今の提案等について、よろしくこれからもお願いしたいと思います。  あと一つ。これは、読書に関しましては朝読という回答とかありまして、内容等ちょっと分かりましたので、最後一つ質問させてもらいます。学力をしっかり身につけさせ、自分の希望する職業につけるように支援する。そして、同時に自分の生まれ育ったふるさとに誇りと愛着を持たせる。もし近隣に就職するのであれば益子町に住んでもらう。遠隔地ならばUターンの道を、それらが無理ならばふるさと納税をと私は考えているのですけれども、ふるさとに理解と愛情を持つような教育、これは絶対必要であります。現在益子町で行っているふるさと教育、郷土教育についてどのようなものであるか、具体的にご説明お願いします。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 日渡議員のご質問にお答えをいたします。  ふるさと教育につきましては、地域にたくさんあります教育資源、これをしっかりと生かしまして、何といっても学校、家庭、地域が一体となって、議員ご指摘のとおり、ふるさとへの愛着や誇りを持って、心豊かでたくましく、将来を担う子供たちを育てていくというのがふるさと教育の目的の一つでございます。既に学校におきましては、ばらばらだったふるさと教育に関連する内容をふるさと教育年間指導計画というのを平成30年につくりまして、それを月ごとに年間活動計画という詳細にわたる内容に置き換えて意図的、計画的に今実行しているところでございます。ただ、議員ご案内のとおり、ふるさと教育というのは教科はありません。しかも領域もありません。ですから、小中学校で取り組む内容はそれぞれの教科、あるいは領域の狙いを達成する中でふるさと教育に関わる活動をしていくということでございます。具体的に申しますと、例えば国語や社会などのいわゆる教科、総合的な学習の時間や、あるいは特別活動、学級活動ですとか学校行事などのそういう中で現在行っております。特に国語などでは既にご案内のとおり、小学校6年生の東京書籍、来年度も採用でありますけれども、その中に土祭という非常に重要な記事が載せられております。いわゆる町の未来を描こうという、まさに将来ある子供たちがどんな未来を描くのかというようなことで大塚町長が度々お話ししております幸せな共同体・ましこ、まさにその具現化を図るような教材がありまして、それについて6年生はしっかりと勉強していると。また、地域にはたくさんの文化財がありますので、そういうところで地域の方の協力を得て指導者になっていただいて、見学をし、そしてそれをまとめ、保護者の皆様を呼んで発表会をすると。総合的な学習の時間もありますので、学校においてそういう自主的、創造的な教育活動がしっかりできるように教育委員会といたしましてもサポート、支援をしてまいりたいと思っておりますので、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員。 ◆8番(日渡守) ふるさと教育、郷土教育につきましても極力ご尽力いただきますようお願いします。  以上、質問いたしましたが、町の優れている点はどんどん伸ばし、改善の余地のあるところは速やかにといいますか、どんどん改善に当たっていただくことを要望いたしまして、質問を終了いたします。 ○議長(星野壽男) 8番、日渡議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午前11時09分                                                          再開  午前11時20分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、2番、諸田議員の一般質問を許します。  2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 皆さん、改めてこんにちは。2番の諸田でございます。花粉が多い時期でありますが、いかがお過ごしでしょうか。大分梅や早桜も咲き始めました。近くの公園では梅の花は十分咲きとなりました。梅だけではなく早桜も今年は半月早いようで、東京と福岡の開花予想は3月21日、もうあと3週間でございます。でも、今週は関東でも10度前後温度が左右されるそうで、大変寒い日もあれば暑い日もあるということでございます。また、もうすぐ春で新生活を始められる。また、就職や進学での今から準備を始められる人など、あたふたして焦っている人やこれから新生活を迎えるのにまだ準備が終わっていない人や新天地で新生活を始めるわけではないけれども、新鮮な気持ちで春を迎えたいことでしょう。  そのような中、既設型インフルエンザも流行していることを忘れてはなりません。インフルエンザで亡くなられている方は交通事故の3倍とも言われ、国立感染症の先日の発表では昨日の12月16日から12月22日の間にインフルエンザの患者数が昨年の5倍で10万人を超えたそうです。そして、今年に入り新型のコロナウイルスの発生で、コロナウイルスは深刻な大流行を起こしたSARSやMARSを引き起こす病原体で、今回の新型はこうしたコロナウイルスと多くの共通点があり、感染者数は減りそうもなく、心配な状況でございます。ワクチンがない今、免疫力に頼るしかありません。うがいや手洗い、マスク着用、そしてコロナウイルスはとても小さなエアロゾルで空気中の細かい水分、蒸気に付着して浮遊し、いつまでも漂い、移動しますので、密室での換気が基本でございます。また、感染者数がSARSを超えましたが、コロナウイルスの拡大にならないよう、冷静にお願いしたいと思います。  それでは、令和元年第7回益子町定例議会において議長より許可を頂きましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきたいと思います。新型コロナウイルス感染についてお伺いします。新型肺炎コロナウイルスの深刻な感染拡大に対する対応策についてですが、お伺いします。某国で発生したウイルスが瞬く間に世界中に拡大を見せています。2月の初めには日本人の感染者が2名でございましたけれども、この1か月余りで200人を超えました。本県でも現在までに1名が確認されています。大変に心配されている県民及び町民の方々から幾つもの質問してくれというようなお話が私のところに参りまして、このたび質問させていただきます。いまだ感染経路が明確でない感染者が日増しに相次ぎ、今後感染者数の連鎖が懸念されております。県のほうでは感染症対策本部を設置していますが、敏速な情報公開、または病院では2009年新型インフルエンザは抑え込められたのですけれども、このときの厚労省指針の方針がいまだ経験を踏んでいるにもかかわらず、今回も何も変わっていないということであるそうでございます。ごてごての状況でということで報道されているようですが、私が2月上旬に急遽東京へ行った際に湘南ラインで渋谷駅を下車した際、たまたまホームの横にマスクが散乱しておりました。そのときに駅員さん、警備員さんなど、多々5名で対応しているのを目の当たりにいたしました。少々このときは過剰ではないかなと思っておりました。しかし、実際日本の法体制の不備による水際作戦は失敗し、次のステージに入ってしまいました。そこで、町民にとって関心のある質問に絞ってお伺いしたいと思います。益子町において新型コロナ感染ウイルスについて、どのような対策を現在講じられているか、検討されているか、町長からお示しくださるようお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 諸田議員のご質問にお答えをいたします。  新型コロナウイルスに対する町の対応につきましては、令和2年1月31日に益子町新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、同日に第1回対策会議を、2月25日に第2回対策会議を開催し、事態に対応しているところでございます。第1回会議の結果を受け、町ホームページ、掲示等を利用した予防に関する広報周知に努めるとともに町有の各施設にマスク、消毒液を配付、設置しております。また、町内の小中学校、幼稚園、保育園、高齢者施設、障害者施設、医療機関等へマスクの配付も実施いたしました。子供や高齢者の方などに優先的に配付をしておりましたが、マスクの確保にめどが立ったことから、第2回会議の結果を受け、マスクの全世帯配付を決定し、配付しているところでございます。この全世帯配付により備蓄がほぼ枯渇することから、引き続きマスク、消毒液の確保を図るとともに予防啓発に努めてまいります。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 本当に町のご尽力でマスクの速やかな、敏速な対応をされたのでしょう。確認、私もさせていただきました。本当に益子は速かったなと。大変感謝いたします。  それで、再質問させていただきます。突然学校の休校ということで、本当にこれ急だったものですから、私も実は先日卒業式に行ってまいりまして、本当に短いもので時計を見ましたら32分でございました。これは、本当に子供たちにとっては、節目の思い出は少し悲しいものであったのではないかなという思いでおりました。そこで、具体的にお伺いしたいのですけれども、小さな子供を持つ保護者たちの経済的負担が心配されておりますけれども、国のほうで新助成金についてどのようになっているのか現状をお伺いしたいのと、また益子町に関してもこの上限があるそうで、予備費等からどのような計算で算出される、また予定等あるのか併せてお伺いしたいと思います。また、職員さんも含めて今後休業等、役場のほうの影響もあると思いますので、またこの辺のところご答弁願いたいと思います。それで、先ほどの保護者さんの補償等について、上限はあるのですけれども、これは大体国のほうから私報道で見ているのですが、ここで具体的にお伺いしたいのはこれはたしか個人事業さんは対象にはなっていないということなのですけれども、益子町に関しては主に会社等勤める方よりも自営業者が多くおられ、その中でそのような町のほうで独自に厚い手当をされるのか、またその保護者…… ○議長(星野壽男) 諸田議員、一問一答で。 ◆2番(諸田秀之) すみませんでした。そうですね、分かりました。  その辺のことがちょっと心配だったものですから。ちなみに、全国で18歳未満のいる共働きの家庭は2003年で、SARS時は45%、その後2019年には60%という子供の家庭が全国で60%です。ぜひとも町としてこのような方、国の手当で対応できない分、どうにか厚い手当を、支援を望みたいと思います。町長のご意見をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 今現在コロナ対策の会議においては、町独自の経済的支援についての話合いはされておりません。議員の今の件につきましては、要望ということで受け止めさせていただきます。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 大変失礼いたしました。ちょっと整理させていただきます。大変今これから検討されるということですので、町民の皆さん、本当に心配されていることですので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  再質問になりますけれども、もはや幾つものイベント等の自粛は、益子町でも観光中小事業者など経済の疲弊が心配されておりますが、影響を最小限にするためにどのような対策を講じられるのかお伺いしたいと思います。私の聞くところで、現在いちご団地などでもイチゴが余るよというふうなお話も昨日お伺いいたしました。私から見て、これはある意味オリンピック対応で急遽対策を取ったのかなというのも思えるのですけれども、何よりも経済だと思いますので、これも町長のほうからお示しをお伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 経済的な影響は現実的にもう既に益子の町内の各所で私も聞いております。ただ、この経済の影響を最小限にとどめるためにはまずはコロナをできるだけ早く終息させていく。それから、町内からコロナの感染者を出さないということがまずは第一歩であるというふうに思っております。この1人でも2人でもこういった感染者が出てしまうと、さらなる経済的なダメージというものが、例えば陶器市をどうするかとか、その後の先ほど申し上げました100年祭もそうですが、様々なところに影響を及ばさざるを得ません。中止の決定をせざるを得ないような状況にならないように今現在をこれから一、二週間をどういうふうにしのいでいくかというところにまずは注力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) まだ国のほうでも決まっていないようなこともあるので、なかなか難しいのでしょうけれども、これも刻々本当に時間がない話ですので、この辺のところをご努力というか、よろしくお願いいたします。  そして、これはちょっと質問ではありませんけれども、益子町に感染者が確認された際、水際防止、検閲、防疫体制、追跡調査、また感染者が出た場合において対応は保健センターなどが負うこととなると思いますけれども、医薬品、人的体制が敏速に整えるか、もしこのようなバイオテロが、これは私は国の殺人だと思っているのですけれども、このようなことに対し、感染の侵入封鎖をするなど町長は町民2万2,000人の命を守るため、イタリアの小さな自治体のように時には閉鎖を講じるとか、そういったふうな町長の英断を期待して、要望として終わらせていただきます。  次に、質問させていただきます。ツール・ド・とちぎについてお伺いいたします。栃木県を舞台として開催されるUCI国際自転車競技連合公認サイクルロードレース第4回ツール・ド・とちぎが今回最後になります。3月20日金曜日から22日の3日間、県内16市町村において開催しますが、それに伴い第3ステージとなる145キロ、22日、益子を通りますけれども、最終レースでくれぐれも事故等のないように安全確認はできているのかお伺いしたいと思います。また、関連質問として今後3月22日までにあまり時間はありませんけれども、コロナウイルスに伴う大会中止や延期などといったことが可能性は現時点であるのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) ツール・ド・とちぎにつきましては、3月22日の日曜日に益子町を通過いたします。町内の道路上に危険箇所が見受けられるというご質問ですが、その点につきましては、町道区間の砂利の流出や道路の穴の修繕などの点検を事前に行います。なお、国県道区間につきましては、県において対応していることを確認しております。重ねて、3月19日に最終点検を行い、レースに危険のないよう対応してまいりたいと考えております。  次に、応援者に対する安全なスペースの確保についてでございますが、大会のコース沿いには県や町の職員、民間ボランティアを合わせ100名の立哨員を配置し、沿道での応援者に対して十分な注意喚起を行っていくほか、特に大きな交差点では警察6名や民間ガードマン19名が交通誘導に当たることとなっております。こうした人員配置の徹底により、コース上への人や車両の侵入を防ぎ、レースの安全な運営に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  2番、諸田議員にあれします。新型コロナウイルスについては、再質問でお願いいたします。  2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 大変私のほうちょっと通告書ではあったというのですけれども、町長に読んでいただけて本当に失礼いたしました。本当に助かりました。  そこで、お伺いいたしたいと思います。再質問になります。町内のコースを見回して、前回言ったとおり私も別に道路行政とか道路ばかり、西明寺付近ばかりやっているわけではありませんけれども、前回お願いした道路の補修で台風19号で道の崩れていたところを補修工事がなされました。しかしながら、自転車が通るには大変危険なカーブであり、せっかく補修工事されたこの道路なのですけれども、今まだガードレールもなく崩れた現在に至っております。誰が見てもカーブで歩行者も、特に子供たちが心配なところでございます。県とどのような修復をするか、私も一般質問したいとの思いでお伺いします。また、ここは自転車走行では危ないと現地でささやかれております。対応を引き続き、県との交渉をお願いしたいと思いますが、よろしく質問させていただき、お伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) ただいまの質問にお答えいたします。災害で壊れた部分ということでお話しさせてもらうのですけれども、再度現場のほうを確認いたしまして、安全性の確保に努めてまいりたいと思います。3月末にはこのツール・ド・とちぎが益子町を通るわけですので、それに間に合うように対応したいと思います。  以上です。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 本当にここは以前から危険な場所と地元等でも言われているところでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。先ほど町長のほうから常に事前に確認されているということで安心いたしました。実は、私先日、また昨日等、ここ確認の意味で1日2回通ってみました。そうしましたら、車か、恐らくこれダンプカーによるものだと思うのですけれども、落下物が落ちておりまして、もしかしたらこれ産廃物なのかもしれませんけれども、こういったのが本当にちょくちょく落ちております。そして、また動物の死骸なども結構ありますので、本当にこれ頻繁にここ確認しないと大変危険な場所であるのではないかなと、そう思って質問させていただきます。特に町道5号線、西明寺・原線など、以前質問しましたが、また目に余るものがありまして、速度のある自転車の通るカーブに対して大変狭い坂でございまして、ちょっと泥部坂周辺においては自転車が転倒しないか、危険な生い茂った枝や車からの落下物がちょくちょく見受けられます。また、自転車が修理するところや駐車や応援者がいられるスペースなど、気持ちよく通れる環境整備、道路整備はできているのか、お伺いします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 泥部坂のお話でございますけれども、こちらのコースについては事前に県の実行委員会のほうで現地踏査もしております。その上であそこをコースにしていただいたという経緯がございます。確かに枝葉が出ている、枝の落ちている部分なども多々見受けられるということでございますので、こちらにつきましては当然前日にも確認をいたしますし、道路の清掃等によりまして、大会の運営に危険のないように、こちらは万全の体制で実施をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員に言います。これは、実行委員が決めた、コースを選んだあれですから、県の行事ですので、町に質問もしても多分答えは……。 ◆2番(諸田秀之) 大変身近な問題でございますので、またそこで何か事故があった際は益子のメンツに関わると思って、質問させていただきました。ありがとうございます。  では、次の質問に入らせていただきたいと思います。町民大学についてお伺いします。以前町長のインタビュー等を私記憶しておりますけれども、町民大学は20年前に地域の課題を取り組む実践者、リーダーの育成の目標のために町、教育委員会にて開校し、4年間行い、その後卒業生有志でつくった悠楽塾があり、益子の事業に対しボランティア活動を立ち上げ、益子町の事業にご活躍されておりますが、その後後継者として若い育成のため、改めて今日第7期生までに至っております。そこで、町民大学の活動支援についてどのようになっているかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) ましこ町民大学は、今年度第7期を終了し、新たに10名が卒業したところでございます。第5期以降の町民大学では自ら行うまちづくりのアクションプランを作成し、卒業後に実行することになっており、町ではその活動に対し、補助金を交付して支援しているところでございます。ほかに中央公民館の会議室などを使用する際の使用料の減免や活動に必要な情報の提供など財政、情報の両面から支援を行っております。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 私どもこのボランティア活動に対して、町のほうから厚く、第5期生から補助金が拠出されるというのをお伺いしました。そこで、もう一つ。悠和館の受付がそれに対して補助金が拠出されているかどうか、併せてお伺いします。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 諸田議員のご質問にお答えいたします。  悠和館の受付事務を行っております悠楽塾さんにつきましては、補助金のほうは入ってございません。町のほうで賃金として現在お支払いしているものでございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) そうしますと、これ有償ボランティアということでよろしいのでしょうか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) そのとおりでございます。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 分かりました。  次に、再質問させていただきます。町民大学は、20年前の卒業生の方々の活動以降、今回私も第7期生として少々補習しましたが、辛うじて卒業させていただきました。私も議会活動等やりながら町民大学に入りましたけれども、やはりいろんな場で、会議とか、いろんな一般の方々との交流等々となかなか出席ができなかったけれども、町のために入ったからにはという思いもあり、皆様のおかげにて卒業できましたこと、お礼申し上げます。そんな中、卒業生たちの中でアクションプランを作成いたしました。少々ご紹介したいと思います。皆さん、仕事帰りに大変忙しい貴重な時間を割いて、真剣に授業を重ね、A班、B班と分かれ、益子町の未来のために何ができるかと、本当に貴重な意見を毎回重ねてまいりました。中身は、A班は高齢者のコミュニティのためのお茶飲み縁側と身近に持ち寄りお茶や遊び、歌など、軒下での井戸端会議など、年齢を問わずコミュニティの活動、また私のいたB班は町内の荒れた畑、また休耕田の有効活用を考え、扱いやすいハーブを取り上げ、優しく豊かなハーブの里として生産を通じ、人とのつながりを持つこと、また道の駅での販売にて活動資金を目指すなど最終的にA班とB班が手を組み活動していくこととなりました。そんな中で新ましこ未来計画で、健全な経営体を維持する中、町民主体のまちづくりを支援し、人と人とのつながりを強化するとあります。この中でKPIの対象団体に幾つかありますけれども、またこの町民大学の活動も対象になるのか、それら今後継続していく上で大変厳しい財政ではありますけれども、長期10年では大変ですが、軌道に乗せるまで初年度一年ではなく、2年、3年ととは思いますが、何とかなりませんでしょうか。補助金と支援を頂けるかどうかお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) ただいまのご質問は地域創生活動費補助金のお話かと思っております。それでよろしいですか。この補助金を受けられる団体につきましては、当然その中で条件がございます。10人以上の団体で規約が定められていることというような条件がございます。こういった条件がクリアできる団体さんであればそういった補助金の交付は可能であると考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 分かりました。  最後の質問させていただきます。これら途切れることのないようにすばらしいヒマワリ畑やコスモス畑のようにプランを継続していくため、今後我々の活動に持ち出し等ないよう継続していくために支援の検討を今後頂けるかどうか最後にお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(櫻井) 町民大学5期以上の卒業生の補助金の交付に関してでよろしいでしょうか。5期以降の卒業生を含む団体のアクションプランへの活動につきましては、町民大学まちづくり活動費補助金の交付要綱をつくりまして、現在補助対象経費の3分の2以内、10万円を限度として補助しているところでございます。同一年度において1団体につき1事業の交付ということで行っております。同一事業に対しては1回のみという要綱の規定になっておりますので、今行っているアクションプランにつきましては、1回のみの交付ということで規定上にはなっております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員。 ◆2番(諸田秀之) 私もこの10万円、1回限りというのは聞いておったのですけれども、継続的にしていくにはこの辺も今後検討していただければなという私も思いで質問させていただきました。  以上で私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(星野壽男) 2番、諸田議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午前11時53分                                                          再開  午後 1時00分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、10番、岩﨑議員の一般質問を許します。  10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 改めまして、こんにちは。10番、岩﨑でございます。質問に先立ちまして、2月19日に発生した加工施設工事現場でのお亡くなりなりました作業員の方の御霊に衷心よりお悔やみを申し上げますとともにご冥福をお祈り申し上げます。  去る2月11日の出前議会意見交換会では、図書館建設に肯定的な意見、否定的な意見が出ました。健全な議論をどんどんしていただきたいと思います。それで、メルマガに図書館のことでおもしろい記事がございましたので、ご紹介させていただきます。これは、都市伝説のようなのですけれども、タイトルはとある図書館の落書きということで、これ結構なちょっと重いのですけれども、よく考えるとおもしろいのですけれども、「今寝ればあなたは夢を見るだろう。今勉強すればあなたは夢をつかむだろう。今日あなたが無駄にした日は死んだ人が必死に生きたいと願った未来である。物事に取りかかるべき一番早いときはあなたが遅かったと感じる瞬間である。今日やるほうが明日やるよりも何倍もよい。勉強の苦しみは一瞬であるが、勉強しなかった後悔は一生続く。勉強において時間がなかったはできない言い訳ではなく、努力が足りないのである。幸せと学績は関係ないが、成功と学績は関係がある。学業は人生の全てではないが、全てのベースである。苦しみが避けられないのであればむしろそれを楽しもう。成功するために早めに行動し、勤勉でならなくてはならない。成功は誰にでもできるものではないが、自分を律し、一生懸命頑張った者のところに来る。時間は一瞬で過ぎていく。あなたが今日歩かないなら明日は走ることになるだろう。明日を生かせる人間というのは、今日自信を持って過ごせる者のみだ。学業の仲間はそれ自体が宝だ。今日すべきことは絶対に明日やるべきではない。この瞬間にもあなたのライバルはひたすら勉強している。痛みがなければ得るものはない。あなたの夢は今目の前にある。なぜ手を伸ばさないのか。今に目をつむるということは、将来の可能性に目をつむることだ。寝るときは寝ろ。学績というものは自分がやった絶対量に比例する。すばらしい業績というものは、ほかの人が寝ているときに達成される。試験の直前になるとどれだけ今を無駄にしてきたかを感じるだろう。不可能というものは怠惰の結果による言い訳である。やった努力は自分にも絶対返ってくる」、結構重いのですけれども、意味のあるメッセージであるなと感じました。私もウン十年前にこの落書きに出会っていればこの人生ももっと変わっていたのではないかなと思っているところでございます。また、この落書きを見て琴線に触れ、スイッチが入ると図書館を造るとか造らないとかではなくて図書館を寄附するような人間が現れてくるのではないかなと思います。よく夢を語れと言われますが、私がこういうのが夢のある話ではないかと思います。  それでは、令和2年の第7回定例会におきまして、質問通告にのっとりまして一般質問をさせていただきます。町政運営について、町の随意契約のガイドラインはどのようになっているのか。  委託料の定義はどのようになっているのか。  委託業者の選定はどのようになっているのか。  一般会計から支出した委託料がましこカンパニーでは預り金となるのはどういう会計処理をしているのか、また預り金の返済時期はいつとなるのか。  悠和館の営業スタイルを変更してしまったのはなぜか。  税外収入を増やす方策はどのように考えているのか。  以上、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 岩﨑議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、町の随意契約のガイドラインに関するご質問についてでございます。益子町では、随意契約に係る町独自のガイドラインは作成しておりませんが、地方自治法施行令第167条の2第1項に基づいた取扱いをしているところでございます。  次に、委託料の定義でございますが、町がその権限に属する事務や事業等を直接実施せず、他の機関、または特定の者にその事業等を委託して行ってもらう場合に支払われる経費であると理解をしております。  また、委託業者の選定条件につきましては、事業の内容や設計額などにより競争入札、随意契約の判断を行い、その契約形態に応じた業者の選定を行っているところでございます。  次に、町が株式会社ましこカンパニーに対して委託料として予算措置しているものには道の駅指定管理者として施設の公益的機能の管理運営に係る業務や新加工施設整備に要する厨房設備設置業務がございます。これらの委託料は、いずれも町が自ら行うべき業務の一部をましこカンパニーに業務委託し、その対価として支払われるものであります。一方、ましこカンパニーの会計上の勘定科目については、町が申し上げるべきことではないと思いますが、会社が取引先などへ支払うべき金額を一時的に預かり、後日支払いをすることは一般的な勘定処理であり、何ら問題もなく預り金の返済は生じないと理解しております。  次に、ましこ悠和館の営業スタイルの変更とのご指摘でございますが、当初の運営者プロポーザル募集時の運営条件といたしまして、客単価の目安は1泊2食つきの場合は1万5,000円程度で、朝食のみのプランも可としております。このたび開業いたしましたましこカンパニーの宿泊運営におきましては、1泊朝食つき7,500円からという料金設定としており、プロポーザル募集要項に沿ったものとなっております。また、カンパニーの運営目的として地域との連携、域内経済の循環としての役割を担っておりますので、夕食については宿泊者を町内飲食店へ誘導することで町内の夜のにぎわいを創出する効果があると考えております。また、管内で提供する朝食につきましては、益子の素材を使った益子の朝食と呼べる料理を提供していただきますので、地元農産物の活用及びPRにも貢献するものと考えております。今後は、町といたしましても施設の運営状況を把握してまいります。  次に、税外収入についてのご質問でございますが、税外収入は一般的に税金及び町債発行収入以外の収入を指し、税金によらない収入として位置づけされ、国や県からの補助金、ふるさと納税をはじめとする寄附金、施設の使用料や手数料などがその主なものでございます。税外収入を増やす方策につきましては、事業の実施に当たり、国や県の補助制度の活用はもちろんのこと、他団体からの支援についても十分な調査研究を行い、新たな財源を獲得していくことが重要であると考えております。また、ふるさと納税において新たな返礼品の創出によりこれまで以上に寄附額を増加させていくことや、施設使用料等についても公平性や平等性の観点から適正な料金設定について、町民の皆様とともに考えてまいりたいと考えております。
    ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) この委託業者の選定についてちょっとお尋ねいたしますけれども、この委託業者の能力といいますか、器量というのは普通に言えば一般競争入札に参加できる能力を有した業者とするのか、それともそういうものを有さない、それだけ能力がないものも委託業者として認めるのかどうか、その辺のご答弁をお願いいたします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 一般競争入札の場合は、競争入札指名業者ということで当然資格を、それぞれの技術を持つところということで審査をして、登録をしてその業者を選ぶということになっております。随意契約の場合は、必ずしもその資格登録が前提となるものではありませんので、その発注の内容等によりまして、その業者が持つ能力等は選定の段階できちっと精査をすべきだと考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ましこカンパニーのこの厨房工事の委託業務ということで、ちょっとよく分からないのですけれども、前の説明では設計、施工もやるようなお話を受けている、説明を受けてのですけれども、このましこカンパニーというのはその辺のところの資格とか、技術とか持ち合わせているのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) ましこカンパニーへの委託業務ということでございますが、さきの12月の議会で厨房機器のところでご説明を申し上げましたが、ましこカンパニーについては今般加工施設の導入に当たり、今後よりよい町のそういった町内の農産物を活用した新たな商品を生み出すという観点からどのような機械を入れたらいいかとか、そういったプロデュースの段階から携わってきたところでございます。そんなことでございまして、設置後の運転調整はもちろんですが、そういった種々の今までの経験から委託業者として選定したものでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ちょっと質問の意図が違うのですけれども、業務として設計とか施工をましこカンパニーはできるのか、できないのかという質問ををしているわけで、町のためにどういうプロデュースするとかではなくて、器量があるのか、ないのかということをお尋ねしていますので、それについてご答弁願います。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 設計、施工というのはまた意味合いちょっと違うと思うのですが、今回厨房設備を整備をすると。最終的な設置から使用に至るまでの最終調整といった業務が入ってくるということで、設計、施工という表現とはまたちょっと若干意味合いが違うところでありまして、そういう中での委託料で契約をしたということでございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ちょっと具体的に説明いただかないと私理解できないのですけれども、前は設計、施工ということと調整とかというのは全部委託するというお話だったのですけれども、どこか業者さんにそっちの設計、施工とかはやられて、カンパニーはできたものを調整するだけですということなのですか。そこら辺がちょっとよく、前の説明とのちょっとそごがあって理解できないのですが、その辺ちょっと明確にお願いいたします。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) ましこカンパニーは、委託業者ということで町のほうで委託契約をしてございますが、ましこカンパニーはもちろんそういった厨房設備設置の部分でいろいろと経験というか、ノウハウ等々も養ってきたのではないかと思います。ただし、不足する部分については取引先とか関係の会社等々の支援を得ながら、この辺はカンパニーの考えによるのですが、そういった中で一番ベターな方法で購入の機器選定に当たっているものと理解してございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 金額は、これ2,200万ぐらいでしたか、ちょっと手元にないのですけれども、これこういう大きなものですと、例えばカンパニーの定款にこの厨房の設計、施工業務とかというのがこれは入っていないところが受けてしまうのはちょっと私は非常に問題があるのではないかと思うのですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) お答えします。  カンパニーの定款という今お話がございました。定款の中では幾つか項目あるのですが、一番最初に公共施設の維持管理、運営等に関する受託業務というものがございます。こちらに直接、広義でこちらに道の駅の運営業務に関わるものという理解で委託をしているものでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 当初建物と厨房設備は一緒ということでご説明を受けておりましたけれども、建物だけ入札にしてこの厨房設備を随意契約にしてしまったのはちょっとこれは私は問題あるのではないかと思うのですけれども、やはりこれ不落随契というのでしたか、しようがないと思うのですけれども、この分けてしまった理由というのが間に合わないというのがちょっと理由にならないと思うのですけれども、その辺はどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) 以前、昨年度臨時議会でもご説明申し上げましたが、今議員おっしゃるとおりに入札が不調に終わったというところでございます。その結果、原因等究明したところ、これは推測でございますが、厨房設備の業者の見積りにおいて差異が生じているのではないかというところでございます。その原因としましては、元請が業者さんが建設業者ということで厨房設備は恐らく下請に発注されるということで、そういったところからマージンの発生が予想されるのではないかなという推察をしたところでございます。そういったところでございまして、もちろん今おっしゃられた工期内ということも一つにあるのですが、それ以上に効果的なというか、効率的な機器の設置が十分ましこカンパニーとの契約により行えるなという考えに至りまして、そちらのほうで実施をしたというところでございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) あとは、お支払いのほうの委託料の件でちょっともう一度お尋ねしたいのですけれども、スルーして業者に払うということになると資産の所有者はカンパニーがスルーしてお支払いになるということはカンパニーの所有物にならないと、これおかしいのではないと思うのですけれども、この辺の所有者は誰になるのでしょうか。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) 今回は、厨房設備の機器設置業務ということで業務委託をしてございます。こちらについて業務委託が完了しましたら町のほうに完成の書類を上げてもらいまして、町のほうで検査、確認をするということで、そちらで問題がなければ町の資産になるというところで予定しております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ましこカンパニー自体が連結決算でつながっておりますけれども、やはりこの町民の皆様が話を聞いたとき、きちんと理解していただけるような行政運営をしていただきたいなと思います。  それで、何度か町長より資本と経営の分離という答弁を頂いているのですけれども、これもっと厳格に資本と経営の分離ということを考えていったほうがよいのではないかなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 資本と経営の分離をより厳格に考えていけば例えば社長が町長ではない人になるということが一番象徴的なことかというふうに思います。当然将来的にそういうような形になることも一つの方法だと思いますが、いずれにしても当初町民の皆様もましこカンパニー、それから道の駅の経営については非常に心配をされておりました。その際に責任を取るという意味合いにおいても町長だけは経営陣の中に入って、しっかりと代表者としてやっていくべきというふうに判断をして、今現在に至っているところでございます。今後の課題というふうに考えております。  それから、今随意契約とか委託料についてお話ございました。これ私のほうからも1つあれですけれども、基本的には設計については町のほうでやっていったものをその中身について先ほど企画課長が申したようなものについて、カンパニーのほうにお願いをするということでございます。その随意契約については、先ほど167条の2第1項の話をさせていただきましたが、この中で競争入札に付することが不利と認められるときは随意契約にするということになっております。今回の場合は、そもそも競争入札にしてしまうことによってなかなか厨房設備、これについてはどうしてもその開きが大き過ぎる。やはりこれが民間の企業が行う場合と公共の事業として行う場合のどうにもならない差がこれは埋められないというふうな判断で、このまんま行政の通常の入札に基づいていくといつまでたっても予算の中でこの厨房機器が入れられないというような状況でありましたので、ましこカンパニーのほうに委託をするということによってこれが解決するということで、不利から有利になるというような判断をさせていただきまして、このようなことにさせていただいております。どうぞよろしくご理解のほどお願いします。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) よその自治体の外部検査の資料なんかを見ましても、やはりこの委託料というのは、よくチェックされるところです。ご利用いただきたいなと思います。  続きまして、この悠和館のほうのこと質問させていただきますけれども、これは一番ちょっと私疑問に思ったのは9月議会で悠和館の底地も負担つき寄附に含まれていますという答弁を受けたのですけれども、今回のこの議案書の報告第1号にこれ一般寄附と載っているのですけれども、この辺はどのような整合性があるのかお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 総務部長。 ◎総務部長(加藤) 今回の議会で報告第1号で悠和館の底地の寄附の受入れを行ったところでございます。これにつきまして、数年前に建物を観光誘客と地場産業の振興の活用のために寄附をしたいという申出がございまして、それを町は回収をして生かしていくという形での負担つき寄附の議決を頂いたところでございまして、今回建物についての付随する土地の話でございますので、これについては、数年前の議決の案件に付随するという形のものでございまして、今回はその事務処理が終わったということでの報告ということで解釈を頂ければと思います。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) これ令和元年9月の議会で私の質問に、悠和館の底地も負担つき寄附に含まれているという答弁を受けましたということなので、何でこれがここで含まれている答弁を受けているにもかかわらず、またこれ一般寄附で報告になっている。このそごは、どのようになっているのですかってお尋ねしているのですけれども、平成28年の9月ではなくて、令和元年9月の議会の議事録にこのように載っていますので、これお尋ねしているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 総務部長。 ◎総務部長(加藤) 令和元年の9月のときもこの悠和館の進入路の土地の件だと思います。その際もやはり同じくこういった報告で済ませたと思うのですけれども、基本は数年前の建物を頂いたときの議決というものに基づいての報告という形でございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) それでは、ちょっと平行線ですので、ちょっと質問変えさせていただきますけれども、この平成29年12月議会で太極舎さんという方、コンサルのデザインの方なのでしょうけれども、この方に運営、価格設定、意匠等のコンサル料を払い、高級旅館にスタンスを変え、平時は1万円から1万5,000円、ハイシーズンは1万円から2万円の価格設定のできる旅館にグレードアップしましたということがあるのですけれども、これは半分ぐらいの値段になってしまっているのはどういうわけなのかということをお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 先ほど申し上げましたように1万5,000円、これが町としてもこういうところができればベストということで考えておりました。内装も含めてそのような状況は出来上がったというふうに考えておりますが、現実的にこれを実施する側の会社の考え方もございます。今回については、1万5,000円以上となるとしっかりと夕食を取っていただくという前提になります。短い期間の中で、まずは無理のないところでスタートをしていきながら将来的にそんなこともできるようにもっていっていただけたらいいと思っています。当初の募集要項の中にも、申し上げたとおりそういったことでも結構ですよということも申し上げておりますので、町としては1万5,000円も対応できるところまでは仕上げたつもりでございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) それでは、過渡期ということで今はまだスタートラインで、何年後になるかは知りませんけれども。では、ちょっと質問変えさせていただきますけれども、グレードアップしたことによって発生した費用を単価を下げたことで十分採算は取れますという答弁受けていますけれども、その辺の積算はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(池田) ただいまのご質問にお答えをいたします。  以前の議会でも採算については保守的に見込んでおりまして、それで採算は取れるという答弁をさせていただきました。今回も年間の稼働率がおおむね4割ぐらいでも採算は取れるというような試算がございまして、それに基づいてお答えをさせていただいたものでございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 先ほど申し上げましたけれども、太極舎さんにコンサル依頼してグレードを上げた分の投資額が一時期もったいないような感じがするのですけれども、それは何年か後にはちゃんと、例えばこの2万円もらうとすれば多分厨房はどのぐらいまで仕上げてあるのか分かりませんけれども、それなりのお料理を出すにはそれなりの施設ができているのではないかなと。それがお休みしているのは非常にもったいないことではないかと思うのですけれども、その辺はおいおい、稼働していくという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(星野壽男) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(池田) 稼働に際しまして、悠和館の中の厨房施設等我々も確認させていただきましたけれども、ほぼ現有施設については朝食のみの提供でございますけれども、その設備に余力があるということではなくて、全ての設備を今使っている状況でございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 過去の答弁の中に悠和館の宿泊に係る運営費については、町は一切負担しないという答弁を頂いているのですけれども、この連結決算のましこカンパニーがもし負担することになれば回り回って町が負担するという大きな矛盾が生じる気がするのですけれども、その辺はいかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 当然回り回って赤字になってきていればそういった状況になるというふうに思いますが、逆に黒字になれば町にとっても大きな利益になるわけでありまして、ましこカンパニーそのものが全体として健全な黒字経営を今現在もしておりますが、今後もできるというふうなことで期待をしているところであります。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 過去に町のにぎわいも財務内容もV字回復させましたという草津町の黒岩町長をテレビで拝見し、すばらしいなと感銘を受けました。その後議会より除名処分を受けた女性議員による町長の名誉を毀損する行為で大変なご迷惑を受け、心中お察しするとともに私もいたたまれない気持ちになりますが、風評に負けずにこの黒岩町長には頑張っていただきたいと思っております。黒岩町長のこの行動指針はすごく分かりやすいのですけれども、回収できる投資しかしない、経営の常識だ。非常に明確で分かりやすい、そして結果も出ていると。もしこれ大塚町長に何かこのような指針がございましたらお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 私は、今の黒岩町長のような、多分民間経営者の考え方なのだろうというふうに思っておりますが、私はこれはましこカンパニーのほうでも、それから役場のほうでも仕事の基本は相手を幸せにすることだということを常々申し上げしております。一人一人、一日一日、目の前の人を幸せにすること、そのことが企業にとっても最終的には利益に結びついていくのだろうなというふうに思っております。まず利益ということではなくて、まず目の前の人を幸せにする、そのことをしっかりとやっていくことが大切だというふうに思っています。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) ぜひ頑張っていただきたいなと思います。  それでは、税外収入のほうでちょっとご質問させていただきますけれども、最近この分散型の台帳技術であるブロックチェーン上で独自のデジタル通過、いわゆるトークンを発行して、その対価として投資家から仮想通貨を得る資金調達方法のこの地方創生ICO、イニシャル・コイン・オファリングというのがあります。メリットとして税外収入の財源を投資家から集めることで先行投資による地方創生が可能になることと、ホワイトペーパーを、ホワイトペーパーというのはうちのまちはどういうことやりますって事業計画みたいなものですけれども、世界中に公開することで世界に益子の未来を発信しながら新しい財源の確保とシティープロモーションが同時にできてしまうという地方創生ICOの取組も我が町としてもやる、やらないよりも調査とか、研究とかをしていく必要があるのではないかなと私は考えるのですけれども、その辺はいかがお考えかお尋ねいたします。 ○議長(星野壽男) 横田副町長。 ◎副町長(横田) お答えいたします。  地方創生に関します財源でございますが、様々財源ございます。既存の財源もございますし、また今後新たな財源も国のほうで検討しているところでございます。そうした中で益子町におきましてもそういった国の動きを捉えながら、合った形の財源確保ということを努めてまいりたいと思います。いわゆるそれが仮想通貨も含めて、その辺は検討の必要があると思いますが、ただ全てが町に合っているかどうかというのはやはり町の状況によると思いますので、益子町が一体どういったものが地方創生の財務に適しているか、その辺を精査した上で検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員。 ◆10番(岩﨑秀樹) 先日元東京都知事の猪瀬直樹氏の本を読みました。その中で東京は財源が豊かで羨望のまなざしで見られているというふうに書いてございましたけれども、東京都は景気の動向で財源が毎年1兆円ぐらい変動するほど大変であって、何か聞くところによると1999年には財政破綻の寸前まで行ったことがありましたということが書いてございました。そのようなことを踏まえて、視野を広げるとともに財政が破綻するとどうなるかというのを身をもって体験するという意味も踏まえてこの夕張市に職員の派遣を行っていたそうです。財源が破綻するということは人員カットとか賃金カットは当たり前で、雪の重みで公共施設の屋根が崩落したり、冬にもかかわらず5時になると暖房が全部消されて、皆さん防寒着を着て手袋をはめて、パソコンのキーボードに向かって仕事をしたりしていても手がかじかんで作業もできない状態。そして、もちろん残業代なしで業務遂行と財務再建を目指して頑張っていたという話が書いてありました。派遣から帰ってきた職員の目つきは変わり、周囲の職員の皆様へも物すごく波及効果があったと思います。また、その中の一人の方が今北海道の鈴木道知事ですけれども、鈴木道知事は逆境の中のたたき上げでございまして、知事としても辣腕を振るっていただくことを期待しております。  報道によりますと、この財政の厳しい自治体が多く見られますけれども、当町におきましては既に町長がおっしゃっている益子らしさ、益子ならではにあふれた益子独自の予算ができますことを祈念申し上げ、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(星野壽男) 10番、岩﨑議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午後 1時38分                                                          再開  午後 1時55分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、7番、直井議員の一般質問を許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ただいま議長より一般質問の許可を得ましたので、通告書に基づき、一般質問を行わせていただきます。今回は、質問に徹し、持論はあまり述べず粛々と進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。  初めに、感染症の危機管理対応について伺います。中国を発症源とした新型コロナウイルスが全世界的に拡散され、国内においても感染者の増加が収まらず、政府により様々な対策が講じられております。集団感染のリスク回避のため、イベント等の自粛要請や小中学校、高等学校、特別支援学校の休校要請も出されておりますが、いつ益子町に発症者が出てもおかしくない状況にあります。そこで、新型コロナウイルス感染予防に対して迅速に対策本部を設置し、対応されているが、対策本部の組織形態及び現状の対策をどのように講じているのか伺います。  次に、医療機関、県東健康福祉センター等の関連機関との連携をどのように実施しているのか伺います。  また、町民に対して感染予防対策や感染に疑義が生じた場合の対処法等の情報提供はどのように実施しているのか伺います。  さらに、最重要事案となる役場庁舎内及び公共施設等において感染症蔓延により、業務に支障が生じた場合の行動計画等の策定はできているのか伺います。  以上、感染症の危機管理対応について執行部の答弁を求めます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 直井議員のご質問にお答えをいたします。  初めに、益子町新型コロナウイルス感染症対策本部につきましては、益子町新型インフルエンザ等対策本部条例、益子町新型インフルエンザ等対策本部の組織及び運営に関する要綱を踏まえ、設置したところでございます。要綱において、本部長は町長、副本部長に副町長及び教育長を、本部員に全部長及び関係課長となっておりますが、町内の関係機関等との情報共有や緊密な連携を図るため、議長、医師会益子支部代表、歯科医師会益子支部代表、社会福祉協議会、商工会、益子分署、観光協会、JAはが野などにお集まりを頂き、開催をいたしました。対策につきましては、諸田議員への答弁のとおりでございます。  次に、医療機関、県東健康福祉センター等との関連機関との連携方法につきましては、感染症対策本部会議に医師会代表及び歯科医師会代表にご出席を頂き、連携を図っているところでございます。また、県東健康福祉センターをはじめとする他行政機関とは県、県東健康福祉センター主催の会議への参加などで連携を図っております。  次に、町民が感染症予防策や感染に疑義が生じた場合の対処法等の情報提供につきましては、現時点では町内医療機関では対処できないため、町ホームページ、広報等を利用し、県東健康福祉センター内にある帰国者・接触者相談センターを紹介しているところでございます。  次に、役場庁舎及び公共施設等における業務に支障が生じた場合の行動計画の策定状況についてですが、平成30年8月に益子町業務継続計画、BCPが策定されたことを受けて、感染症に対応した業務継続計画を作成中でございます。益子町新型インフルエンザ等対策行動計画の中でも作成することになっていることを踏まえ、早急に完成をさせてまいります。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ただいまご答弁いただきましたが、通告書を出した後に学校関係、町内の小学校、中学校、また政府から休校の要請が出ていると思います。発表によりますと9日を最後に10日から休校に入るという情報ですが、小学校、中学校の対応について、今後10日以降春休み期間中は、多分そのまま春休みに入るとは思われますけれども、始業式等の予定がありましたら今月中、または来月にかけての対応について伺いたいと思います。 ○議長(星野壽男) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(石塚) 既にご承知のことかと思うのですが、休業につきましては10日から24日までということで、その後春休みに入ります。始業式等につきまして、4月はまだ予定どおりということで決定しているのは3月24日までの休業というところになります。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 全国的にはもう既に休校に入っておられる自治体もあると皆様ご承知のとおりだと思いますけれども、本町にとりましては、また県内幾つか、また郡市内におきましても今週いっぱいまで登校ということでなっていると思われます。その中で新聞報道にもございましたが、どうしても家族の中で基礎疾患があるような方がいる場合にはやっぱり感染症の重症化のおそれがあるということで児童、また生徒に関してもその予防策から自主的に欠席している方も見受けられるような状況にあると思います。本町においては、まだちょっとそこまで分かりませんけれども、もしそのような児童・生徒が出た場合の学校側の取扱いとして、どのような欠席扱いになるのでしょうか。お伺いします。 ○議長(星野壽男) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(石塚) 現在のところ、相談は今のところ一件もないのですけれども、一応個別相談、個別で対応ということになるのですが、基礎疾患があるということで申出があった場合、そのような場合には学校長判断で出席停止ということも考えられます。今のところ、一律にこれはこれというふうには決定はしてはいないのですが、個別に判断をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 家族構成、またはその他の諸事情によって個別にやっぱり対応することも必要だと思いますので、そこは柔軟な対応を頂けるようにお願いいたします。また、休校に入って、特に低学年、1、2年生だけで家庭内に残ってしまう場合、今報道でもありますけれども、学童保育であったり、そういう対応ができない場合に本町においては学校開放なども考えておられるかどうか、その1点だけお願いします。 ○議長(星野壽男) 岡教育長。 ◎教育長(岡) 学童保育については、大変保護者の関心も高いところであります。今のところ、いろいろな幼稚園、保育所の皆さんが教育委員会に来ていますけれども、その話題は全くありません。ですので、今後どういう状況になるか分かりませんけれども、学校に子供たちをまず今入れないという状況で進めていますので、そうなったときにやはり関係課とよく相談して対応していきたいと、そういうふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) この点につきましても各家庭でやっぱり諸事情あると思いますので、その点もやっぱり考慮入れていただいて、この対応を行っていただければと思っております。  また、この今回の新型コロナウイルスに関しましては、町としても対策本部を立ち上げまして、対応に迫られているところ多々あると思います。その中で特に町保健センターが担う役割は大きなものがあると思います。実際この保健センターで今現在町民への問合せなどの対応も、これは健康福祉課も同じかと思いますが、対応されていると思いますが、何か保健センターのほうで特別な取組を今行っているものはございますか。 ○議長(星野壽男) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(冨賀瀬) 保健センターでの特別な取組ということですが、コロナウイルスの感染の予防の周知が今現在メインに行っておりますので、特別かどうかというとあれなのですが、予防活動のほうの啓蒙に今重点を置いて業務に当たっているところです。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) まだこの予防の段階ということで、仮にでも感染者が町内で出た場合の対応というのも、町長の答弁の中でBCPの作成中だということもお聞きしましたので、ぜひ早めに進めていただいて、全町を挙げて対応できるような仕組みというのを早めに構築していただけることを望んでおります。その中でも先ほど町長の答弁にもございましたが、関係機関との連携についてということで、県東健康福祉センターのほうの会議に出席しているということで、情報の共有も図れていることかとは思います。その中でどのような報告を受けているのか、または特に注意喚起ありましたらこの町民に知らせたいようなことございましたら、その会議の中での報告内容についてありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(冨賀瀬) 県との連携でございますが、2月27日、県のほうの会議がございまして、そちらの県のほうのイベント開催基準を示されたものですから、翌日町のほうでも第3回の対策本部会議を開きまして、町のイベントの開催基準を策定したところです。そのほか郡内の状況を知るためにまめに担当係同士で連絡を取り合って情報を共有しているところです。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) こういう時期ですので、対策本部も既に3回開かれているということで、業務継続計画というのもやっぱり作成中ということを伺いましたので、ぜひ早めに進めていただいて、ぜひ庁舎内でもそうですけれども、町民と一体となって情報の共有を図れるような仕組みというか、そういう情報提供も密に行っていただければと思っております。その中で感染予防策の徹底をどのように町民に理解していただくかということで既に広報「ましこ」3月号の保健センターだよりとして記事の一部で掲載されておりました。また、この新聞折り込みを利用したお知らせ版においても同様に一部として掲載されておりますが、どうしても視覚的に訴える情報提供の在り方というのがちょっと弱いのではないかなと個人的には思います。実際各事業所や家庭内で誰もが目に触れる広報の在り方というのをもう一度ちょっと検討していただいて、チラシ等の配布等も必要であると思っています。特に厚生労働省のホームページ、また首相官邸のホームページに行きますとダウンロードできて、私プリントして持ってきましたが、感染症対策、手の洗い方、または咳エチケットの仕方とか、正しいマスクの着用という。これ簡単に印刷できますので、ぜひこれ併せて配布していただいて、特に家庭内で目立つようなところに貼っていただくのがとてもいいかと思います。個人的になりますけれども、私一応公衆衛生業をなりわいとしていますので、以前手洗いの講習というのをしたことがあります。保健所管轄ですか。ブラックライトに手を当てて、わざとそこ手に汚れをつけるのです。その中で一生懸命洗ってもブラックライトを当てると必ず汚れというのは残っています。手のしわであるとか、爪の中とか。この手洗いというのを徹底していただいて、手指用のアルコール消毒というのはとても有効になると思いますので、ぜひふだんの手洗いではなくて、こういうときだからこそ徹底した正しい手の洗い方というのも載っていますので、ぜひこういうチラシも活用されることがいいのではないかなと考えておりますが、そういう点で考慮を頂けるかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(冨賀瀬) 先ほど直井議員が見せていただいたパンフレットなのですが、あれは役場のトイレに貼ってございます。確かにカラーなので、いいのですが、やはり経費的に全世帯配付というのはちょっと難しいものですから、今回各戸配付に当たっては白黒でちょっと目立たないかもしれませんが、それなりのパンフレットをつけて配っておりますので、それで、どうしてもという人はそういうカラーのほうでさらに対応してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) あと、併せてですけれども、これ広報関係になるかと思います、同じく。町のホームページで既にイベントの自粛、または学校休校を受けて、町有施設の臨時休館もホームページに載っていました。そういうところ、町民の方でなかなか公共施設の休館を知らない人もいると思いますので、既に手元にある広報「ましこ」のお知らせ版の中ではいろんな行事出ていましたよね。その中でやっぱりある程度この広報活動というのも同時に行っていただいて、理解を示していただくことも必要なのかなと思いますので、併せて広報活動というのを行っていただきたいと思います。  この感染症の危機管理対応について、最後の質問になりますが、現状では町内において感染がいつ顕在化しても対応できるようにリスクマネジメントからもう既に危機管理、クライシスマネジメントへと移行しているように思われます。この危機管理体制の構築に向けた取組をBCPの中でどのように職員一人一人が行動していくかということも大切ですけれども、来庁される町民の皆様にも理解を頂いて、1階ロビー、玄関入ってすぐに手指用のアルコール消毒置いてありますが、なかなかやっぱり使ってくれる人少ないと思います。その中には共有するやっぱりボールペンであったり、手続上、または窓口での対応等も職員求められると思いますので、そういう徹底を図るように、どこまで対応すればいいのかというのも限られているとは思いますが、最高限度の準備をして、そこからやっぱりレベルを下げていくような方策でないとなかなかこの町内でもし感染症が蔓延した場合に業務がやっぱり滞ってしまうのが一番行動としてはいけないことだと思いますので、住民に対しての負担もかかるということもありますので、そこはぜひ町民の皆様に理解を頂けるようにその取組の中でぜひ実際の行動として窓口業務のアルコール消毒の徹底であるとか、スプレー式のアルコールとかあると思いますが、今午前中の町長の答弁ではアルコール消毒液がやっぱり不足しているということで、需要と供給の問題もありますが、ぜひそこは早急に対応していただいて、消毒であるとか、あと個別の対応、窓口の対応をしてくれる職員の皆さんはマスクしていますので、そういう点もあるとは思いますが、特に共有して、ペンであるとか、やっぱり書類も触りますので、そういう点留意していただいて、最終的にはもし感染された場合には窓口閉鎖まではいかなくても一元化していただいて、1か所でやっぱり個別に対応するような対応もあると思いますが、今BCP作成中でどの程度のところまでいっているのかというところだけお聞かせください。 ○議長(星野壽男) 総務課長。 ◎総務課長(髙濱) BCP、事業継続計画ということになりまして、対策本部ができまして、その後この業務の継続計画、益子町の新型コロナウイルスに対応するということで2月の28日、3月の2日という形で会議を部課長で行いました。その中でA、B、C、Dという事業がありまして、Aはどうしても継続しなければならない事業。どういう事業ということで、非常に大切な事業ということで、それをどのようなときにそこの中で絞り込むかということで、一応庁舎内職員が1名でも罹患した場合にはまず業務の停止というのを考えています。この業務の停止は、窓口業務を本当に縮小してお客様が入っていただくのも本当にぎりぎりの玄関口とか、そういうふうにして、そして各課の対応する者、先ほどのAと決める従来どおり実施しなければならないというのを絞り込んだものを今作成しておりまして、今日中ぐらいに各課の意見がまとまりますので、もう決定するまで間もなくという形になっております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。
    ◆7番(直井睦) ぜひ早急な対応を頂きますように希望いたします。また、役場玄関ロビーにあるアルコール消毒ですけれども、邪魔になるぐらい真ん中に置けばいいのかなって私個人的に思うのですけれども、そうすれば皆さん入ってすぐ使ってくださいますので、ちょっとやっぱり横にやり過ぎるから、わざわざそっち行かないとやっぱり使わないようなこともありますので、ぜひあしたからど真ん中に置いて、玄関入ってすぐのど真ん中に置いていただければと思いますので、その点もご考慮いただきたいと思います。  続いて、人口減少対策について伺います。人口減少問題が全国的な課題となっている現在、いかに人口流出を抑え、出生率を高められるかが本町にとっても喫緊の課題となっております。午前中の町長の所信表明でもありましたとおり、これは最重要課題となっておりますので、今回質問として取り上げさせていただきました。益子町においても統計上国勢調査において人口ピーク時の平成12年2万5,685人から前回調査された平成27年では2万3,281人とおよそ2,400人減少となっております。また、本日ロビーに掲載されている3月1日の人口は2万2,027人ということで、2万2,000人を割る勢いにまで達しております。既に一刻の猶予もない事態となっていることは皆様も既にご承知のことです。益子町の将来像を考える上でもこの人口減少対策に欠かせない雇用の確保、居住環境の整備、子育て環境の充実について質問させていただきます。  初めに、社会動態減少の要因に雇用の場の確保等が挙げられますが、新ましこ未来計画にあるKPIの有効求人倍率1.00を達成するため、どのように取り組まれていくのか伺います。  さらに、居住環境の整備は移住、定住促進策として有効であり、転入も見込まれます。また、近年親子同居から近居へと需要が高まる中、転出防止策にもなり得ることから、今後の居住環境整備の方針をどのように推進されていくのか伺います。  さらに、人口減少に歯止めをかけるためには少子化対策の推進が必要不可欠です。若者の晩婚化や婚姻率の低下など社会背景とともに問題点が幾つか挙げられております。益子で子育てをしたいと考える若年層の増加が望まれるところです。そこで、子育て環境の充実は夫婦間の希望子供数の実現に直結し、将来にわたる持続可能なまちづくりにも大いに関連しております。現在子育て世代への経済的支援をはじめ、各施策を実施しておりますが、年間出生数が顕著に減少している現状を踏まえ、政策的にどう捉えているのかお伺いします。  以上、人口減少対策について、執行部の答弁を求めます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 所信表明でも申し上げましたとおり、人口減少、少子化が私たちの町の一番の課題であります。繰り返しになりますが、そのために産業振興により仕事のある町をつくること、住環境の整備により住みたい町をつくること、子育て、教育環境の充実を図り、子供を育てたい町をつくることを3本の柱としております。ちなみに、昨年1年間の転入、転出の状況を見ますと114名の社会減のうち、104名が19歳から29歳という状況であります。このことから若者にとって魅力のある仕事の創出が求められていることを推しはかることができます。ペンタックスの撤退以来これまで急激に落ち込んだ有効求人倍率を押し上げるために既存産業の後押しに加え、地場産業の育成に力を入れてまいりました。農業と食に観光を絡めた地場産業づくりは、少しずつ形になり始めました。あわせて、就活に役立つ求職者向けセミナーの実施や4町での合同就職面接会の開催などきめ細かなサポートも継続しております。さらに、雇用支援奨励金制度が制定から3年が経過し、令和2年度から交付申請ができるようになりますので、若年者の雇用拡大と地元への密着の後押しになることを期待しております。今後さらに有効求人倍率を向上させるために地場産業づくりを強化し、企業誘致にも積極的に取り組んでまいります。  次に、住環境の整備の目玉事業として令和2年度から役場周辺土地区画整理事業に着手をしてまいります。ランドスケープデザインの観点を重視し、若い子育て世代の感性に訴えられるような市街地の形成をしてまいりたいと考えております。ほかにも下水道整備や道路整備による宅地造成への誘導や7つの地区のランドスケープデザインを生かした自然と調和した環境整備、そして図書館建設などによる付加価値の創出も図ってまいります。その他の住宅に関する施策といたしましては、移住、定住の推進と空き家の有効活用を図るため、平成28年度から移住定住促進住まいづくり奨励金制度や空き家・空き地バンク制度などを実施してきたところでございます。今後人口の流出を緩和し、益子町への定住者を確保していくためには魅力ある住環境の整備は必要不可欠でありますので、ハード、ソフト両面からの事業を展開しながら人口減少対策に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、子育て環境の充実につきましては、子育て世代への経済的支援として平成28年度から子育て応援手当の支給を開始したほか、平成30年度にはこども医療費の現物給付を中学生まで拡大、また身近な子育て相談、支援の場としてましコッコハウスをオープンし、多くの方に利用していただいております。さらに、産後ケアや乳幼児家庭訪問、新生児聴覚検査、おむつ券の支給など出産、育児に対する支援にも努めております。現時点で年間出生数が伴わないのはご指摘のとおりでございます。少子化対策の結果はすぐに出るものではないと考えておりますが、そのとき、そのときで最善と考える施策を実施することで年間出生数の減少が止まるよう、ひいては増加に転じるよう、今後も効果的な政策がないか検討を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) まず、雇用について再質問させていただきます。先ほど町長の答弁の中で様々な支援策により、これは賃金というか、給与の支給の補助も出ているとは思います。そういう活用して実際に町内でどの程度就職者数が増えたとか、実際その数字として分かるようなものはありますか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 直井議員のご質問にお答えしたいと思います。  昨年度の合同就職面接会では47名の方が就職の面談に来られまして、約20名の方が就職できている。それで、町内の方が10名という形で昨年の合同就職面接会のほうはなってございます。今年度の合同就職面接会のほうなのですが、参加者が51名ということで3月5日の日にハローワークのほうで就職の状況の取りまとめをしますので、それ以降にちょっと町内、町外の就職の状況が把握できるかと思います。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) この新未来計画にある有効求人倍率1.00というの、とても今の現況を見ると少し目標値頑張らないとなというのもありますが、不可能ではないような数字だと思います。実際今回質問内容等を見返して、様々な資料を見ますと平成26年では町内では0.44のところを昨年末には0.75まで引き上がっているということで限りなく1.00に近づくには様々なやっぱり方策練っていただいて、これ民間企業とも連携して行わなければなかなかこの数字というのは上がっていきませんので、ぜひそういうところも留意していただいて、今後進めていただければと思っています。また、所信表明の中でもありましたが、企業誘致についてということで農業の参入事業者との誘致も考えているということもございました。その中でなかなか午前中の日渡議員の質問の中でもありましたが、今は問合せに対応しているという形ですので、昨年度は5件の問合せが来ているということもございましたが、ぜひ積極的に行動していただいて、問い合わせたところを折り返しこちらから訪問して、いろいろ説明上げるとか、そういう行動もこれから必要になってくると思います。所信表明にもありましたので、ぜひそういう農業関係だけではなく一般の企業とか、そういう企業誘致について来年度何か決まっているような事業、または方針、施策等ございましたらお願いします。 ○議長(星野壽男) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(池田) ただいまのご質問にお答えをいたします。  当面リズム時計の益子工場跡地が年度末撤退という話でありますけれども、若干延びるようでございます。そこの跡地につきまして、やはり影響は大変大きいというふうに認識をしておりまして、あとなおかつ既存の工場があったということでほかの用地に比べると誘致がしやすいのではないかというふうに考えております。実は、2月でございますけれども、町内にある金融機関と、あと関心のある事業所を呼びまして、実際にリズム工場さんのほうでご了解を頂きまして、工場内覧会をしております。今はその反応を待っておりますけれども、ぽつりぽつりは反応が出てきておりまして、それらを追っかけながら何とか企業誘致に結びつけるよう町としても積極的な支援をしていきたいと考えております。あと、そのほかの用地につきましても積極的に対外的な情報発信をしまして、今まで以上に強く企業誘致については取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 企業誘致は、あと商業なんかもそうですよね。小売等、スーパー等、多々あると思います、誘致に関しては。それに対しては、やっぱり問合せに対応するだけではなく、積極的なやっぱり行動というのも求められると思いますので、ぜひ来年度の予算見ますと企業誘致審査会の予算も立てていますので、ぜひ開いていただいて企業誘致実るように願っております。また、小規模事業者にとりましては、近年廃業が多々見受けられる状況にもあると思います。東京においても同じだと思います。後継者の育成、または外部からの招聘等の事業継承支援策として取り組まれる考えは今のところあるかどうかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 横田副町長。 ◎副町長(横田) お答えいたします。  事業継承につきましては、国においては中小企業庁が中心になって様々な支援策を取っているところでございます。今後益子町におきましてもそういった事業継承の可能性について、国とも連携を図りながらその可能性を探っていきたいというふうに考えております。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 小規模事業者、中小企業というと我々の考え方とすると300人以下の企業も中小企業に含まれますので、なかなかそれよりももっと小規模の事業者の中で仕事はあるけれども、やっぱり後継者がいないという問題も出てきますので、ぜひ副町長おっしゃるように国との連携、または町商工会との連携を図っていただいて進めていただけることを望んでおります。  住環境の整備について再質問させていただきますが、様々な取組、来年度から行われると思います。この役場周辺土地区画整理事業もそうですし、ランドスケープもそうだと思います。長期的な整備方針として当町にとってコンパクトシティーであるとか、スマートウエルネスシティ等の明確な長期的構想は今考えておられるのかどうかお願いしたいと思います。 ○議長(星野壽男) 横田副町長。 ◎副町長(横田) お答えいたします。  まず、コンパクトシティーでございますが、コンパクトシティーにつきましては都市機能の集約化を図るというのが主な目的でございます。議員ご案内のとおり、この土地区画整理事業を進めていく中において、そういった形で都市機能の誘導というものも考えていく必要があると思います。具体的に申しますと、図書館を設置なんかもこういった土地区画整理事業内で行うということも一つの方策としてあるのかなというふうに考えておりますので、そういった形のコンパクトシティー化を図るということが重要だと思っております。また、コンパクトシティーを進めることによって地域の公共交通機関との連携というのも重要になってきます。ですから、そういった観点から考えますと益子駅及びこの役場周辺、この地域を一つの中心としてコンパクトシティーを進めることによっていわゆる都市機能の誘導を図ることによって地域経済の活性化を図るというふうな方向性を考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 将来にわたって、50年後、100年後の構想があるのがやっぱりランドスケープデザインであったり、このコンパクトシティーの在り方、または健幸的なまちづくりとしてのウエルネスシティの在り方とか、やっぱりそういう長期的ビジョンを持って進めていかないと今後なかなか統一性のあるまちづくりというのはならないと思いますので、ぜひ長期的視点に立った構想というのも益子町独自で構わないと思いますので、ぜひそういう構想も構築していただけるように望んでおります。また、栃木県が決定する都市計画区域マスタープランが新たに策定される予定となっていると思いますが、町とのこういう構想の中で整合性が取れているのか、またどのように整合性を図っていられるのかお伺いします。 ○議長(星野壽男) 建設課長。 ◎建設課長(飯村) 都市計画マスタープランとの整合性ということでございますが、こちらにつきましては県のほうの都市計画マスタープランを作成するに当たりまして、町のほうの道路、公園、下水道の公共施設等の住環境整備を図る各事業のほうを吸い上げまして、決定するものでございまして、整合性が図られていると考えております。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ぜひ町単独でできない事業等も、道路整備等もあると思います。そういう点でもやっぱり県と連携を図っていただいて、なるべく町行政主導で県と協力いただくような形でマスタープラン策定していただければと思っております。  移住サポートについて少しお聞きします。道の駅に設置されている移住サポートセンターに寄せられる移住相談では空き家利用の需要が供給を上回り、現在20件ほど提供待ちがあるということを先月の委員会でサポートセンターの職員からお伺いしてまいりました。この需要の拡充策として空き家の定期的な全町的な調査、またはマーケティングの必要性をそのとき感じました。今後の取組として空き家調査、なかなかこの空き家を使えるようにするのは難しい面もありますが、もう一度環境の整備であったり、衛生上の問題とか、空き家に対しては多々問題も出てくると思いますので、ぜひ有効利用できるように定期的な調査というのをしていただけるよう望みますが、今後の予定ありましたらお聞かせください。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) 空き家の調査につきましては、ここのところやはり空き家も年々増えているという状況でありますので、毎年度というわけにはなかなかいかないとは思いますけれども、隔年程度で町内全体の空き家の増減関係、こういったものを例えば委員会のときにもご説明のほう差し上げましたが、水道の閉栓状況などを基に調査をしていければというふうに考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 需要があって、供給が足りないというのは一番やっぱりもったいない部分があると思います。または、いい物件が出るとすぐに契約されるというお話も聞いていますので、ぜひ空き家がやっぱり分かっていれば現地調査もできると思いますので、職員数も限られていますので、全町的な取組というのも庁舎内でサポートできるようにこのサポートセンターにおいては協力していただけることを望んでいます。また、移住促進策として現在お試し住宅事業を実施しておりますが、令和元年度、これも先月の委員会の中で説明ありましたが、お試し住宅入居者7組のうち、2組は移住者で、1組が今後移住予定との報告を受けました。移住施策として成果を表している事業であると思っております。その中で今後さらにこの事業のモニタリング機能、どのような利用をされて、そういう調査というのを強化を図っていただいて、実際地元に住んでいる私たちでは分からないような益子町の強みというのを前面に押し出すプロモーション活動みたいなのがやっぱり今少ないと思います。実際7組の利用で3組が移住されるということですので、効果はあると思いますので、ぜひそういうモニタリング機能の強化を図っていただいて、この不足していると思われるプロモーション活動というのを積極的に行っていただきたいと思っておりますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(星野壽男) 企画課長。 ◎企画課長(日下田) モニタリング活動ということでございます。このお試し住宅については、最低でも1か月ほどこちらの益子町に移住ではなくて、利用していただくというような状況でありますので、当然その1か月、最低1か月の中でどういったところを例えば見学に行っていただいたのかとか、どういう内容について益子町を見ていただいたのかというのはきっちりと後日の調査等でもその状況把握をしていきたいというふうには考えております。また、せっかくの機会でありますので、こちらに滞在をしている間に何かこちら行政のほうから働きかけをして何らかの体験であるとか、そういったものもご利用いただけるような形で今後は進めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) 移住、定住は、人口減少に直結する問題ですので、ぜひここ推進体制整えていただいて、さらなる充実を図っていただきたいように私自身も願っております。  子育て環境の充実について、再質問させていただきます。現在核家族化の進展、または地域コミュニティの希薄化など、子育て中の親が必要としているサポート体制、町で行っているファミリーサポート事業であったり、病児病後児保育事業等の子育てサポート事業に今現在課題もあると思われます。課題がありましたらお聞かせください。お願いします。 ○議長(星野壽男) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(冨賀瀬) 現在子育て関係で課題となっているのはやはりファミリーサポートセンター、支援に回る方です。そちらの登録者がどうしても少ないという事情がございます。ただし、利用も少ないという意味もあるので、どちらが少ないから、利用がないのか、利用が少ないから、登録が少ないのか、その辺がちょっとまだつかんでいないところですが、ファミリーサポートセンターの登録者、支援のほうの登録者が増えることが取りあえずの一番最初に取りかかっていきたい部門だと思っております。  以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) なかなかファミリーサポート事業に関しては、個人対個人でのやっぱりそういう事業内容となりますので、なかなかやっぱり預けるほうも預かるほうもちょっと大変な部分あると思います。その機関として今この引き受ける支援のほうが足りないというお話でしたので、子育て、社協でも、またあと町の施設でも施設の中で合同的に一度そういうのを開かれて、お互いに顔の分かるようなお付き合いというのも日頃からやっぱり大切になってくると思いますので、ぜひそういうところからやっぱり輪を広げて連携図っていただけるような仕組みもあるかと思いますので、ぜひこれ有効に活用していただきたいと思います。また、今後の課題にも挙げられると思いますが、この病児病後児保育についても早急にやっぱり見直していかないとなかなか利用者が今現在まだ済生会だと思われます。済生会ですと、通勤の途中ならいいですけれども、わざわざそこまでやっぱり預けに行かなくてはいけないというのもありますので、これは広域的な行政でもやっぱり連携を組んでいただいて、単独でなくてもやっぱり必要とされているところは多いと思いますので、ぜひそういうのも観点に置きながら進めていただきたいと思っております。  あと、1つ提案ですが、以前子育て支援ガイドブックの配布事業を行っていたと思います。広告等入れて、これは無料で事業として配布できたという記憶がありますが、今現在やっぱり配布事業を行っていないと思います。それに代わり全国的に見られるのは子育て支援のポータルサイトの開設や、またスマートフォンやタブレット端末などの携帯情報端末で利用できる情報提供アプリケーション、子育て支援アプリの導入。全国的に自治体で取り入れているところが多くなっています。そういう導入について、こういうところでもやっぱり情報の一元化していただくと、とてもやっぱり子育て中の特に若年層で第1子目を持った親御さんに対してはやっぱりとても必要なことだと思いますので、今後早急に導入していただきたいと思います。それに関しては、自治体によってですけれども、地方創生関係の交付金を使っているような自治体もございますので、ぜひ副町長、強力にプッシュしていただいて、ぜひ交付金使って進めて導入していただきたいと思いますが、見解を伺いたいと思います。 ○議長(星野壽男) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(冨賀瀬) まず最初に、病後児保育でございますが、現在議員がおっしゃるように済生会のほうへお願いしているところです。近間では真岡市さんが昨年から始まっておりますので、真岡市さんのほうには余裕があるようでしたら受け入れてもらえないかという要請はしております。ただ、真岡市さんもまだ始まったばかりなので、1年たってから検討させてもらいたいというご返事は頂いておりますので、引き続き益子が参加できるような働きかけをしていきたいと思っております。  あと、子育て支援ガイドブック、こちらにつきましても委員会のほうからもぜひ作るべきだという意見を頂いておりますので、取りかかっているのですが、なかなか思うように進まないというのが現状でございます。早急に、もう間もなく新年度始まってしまうので、できれば新年度に間に合うような体制で作りたいとは思っております。アプリについては、ちょっと今初めてお聞きしたものですから、ちょっと内容等よく検討させていただいて、副町長のほうにアドバイス頂きたいと思いますので。  回答、以上です。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ぜひ全国的に実際どこが子育てしやすいかというところで選んでいる保護者も今現在実際いるのが現状だと思います。そこに引けを取らないではないですけれども、独自的な取組というのも、益子町独自の取組というのもやっぱり必要になってくるとは思っていますので、ぜひ情報というのをやっぱり幅広く収集していただいて、必要な支援はぜひ行って、実施していただきたいと思っております。  最後の質問になります。今朝の所信表明でもありましたが、人口減少を緩和させるのではなく逆転の時代をつくると、力強い町長の表明ございましたが、私もそれに乗って一緒に邁進したいという気持ちもございます。その中で実際に合計特殊出生率というのがやっぱり町としてもどのぐらいあるのか、その中でも特にこの特殊出生率ではなくて夫婦間の合計完結出生率というのがあると思います。それは、限りなく多分2.0に近いと思います。実際にこの特殊出生率が2.0では人口減り続けてしまいますので、2.2とか要るということはやっぱり感じているところではありますが、その前に少子化を根本的に考えたときに特に少子化政策というのは日本独自のものだとよく言われています。ヨーロッパでいうと、実際には家族政策という名でやっぱり20世紀初頭から行っている政策であると思いますから、益子町としてもぜひ町長の逆転の時代をつくるというのであればまず少子化問題のフレームを拡大していただいて、未婚率の改善を図るような、まず家族政策へ転換する必要性もあるのではないのかなと感じています。まず、家族を持ってもらう、子育てしやすい町ではなくて家族みんなで住みたい町というのをつくっていただくと、やっぱりある程度人口減少の歯止めにも効くのかなと思っています。今現在この婚活推進事業も一元化されて、町でも行っているとは思います。その成果もなかなか上がらないこととは思っておりますが、ぜひそういう観点からもまず結婚していただいて、家族を持つというところから始めていかないと、なかなか子育て環境の充実だけでは、子供を授かってから支援する政策だけではやっぱりもうこれ人口減少歯止め効かないと思いますので、ぜひこの家族を持つ大切さ、そういうのも政策的に捉えていただいて、進めていただきたいと思いますが、見解をお伺いします。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) この逆転の時代をつくるということにつきましては、特にやはり若い世代の皆様に対してのメッセージをそのような形で発信をしていきたいと。やはり将来について大きな不安、自分たちは結局様々なものを背負うことは背負うのだけれども、そのまんまずっと人口が少しずつ緩やかに減っていくことを容認してしまうと彼らの未来というか、いつまでたっても明るいところはないと。どこかでやっぱり逆転をさせていこうではないかということも含めてそんなことを発信をして、そこを目標にしていきたいというふうに考えておりますが、今後3本の柱を達成する上で最終的なまた目標を達成する上で直井議員のご指摘のような家族の在り方というものについてももうしっかりと次の総合振興計画、最上位計画、経営計画をつくる上でよく皆さんとともに、町民の皆さんとともに議論いただいて、こういう方向で行こうということが決まればこういったことも一つのコンセプトに入ってくるのではなかろうかというふうに思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員。 ◆7番(直井睦) ぜひこの家族政策の大切さというのをやっぱりもう一度考えていただいて、次期振興計画の中でも取り入れてもらえることを願っておりますが、まさしくワーク・ライフ・バランスから、言葉で聞いたことあるのですけれども、ワーク・ファミリー・バランスというのもあるらしいです。仕事と家族を同時に考えるということも、そういう大切さもやっぱり政策的に練っていただけることを願って、今回私の一般質問を終了したいと思います。 ○議長(星野壽男) 7番、直井議員の一般質問を終わります。  休憩をします。               休憩  午後 2時54分                                                          再開  午後 3時05分 ○議長(星野壽男) 休憩前に引き続き会議を再開します。  続いて、1番、関議員の一般質問を許します。  1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 皆様、こんにちは。第7回益子町議会定例会、通告に従い一般質問を進めてまいります。  ましこ悠和館について。日渡議員と岩﨑議員の質問と重なる部分があると思いますが、もう一度お答えいただければと思います。2月22日に宿泊部門の開業となり、10日たちました。その間の宿泊者数とこれからの予約状況はどうなっていますか。  底地の分筆完了予定はいつになりますか。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 関議員のご質問にお答えをいたします。  宿泊者数と予約状況につきましては、日渡議員のご質問にお答えをしたとおりでございます。  ましこ悠和館底地の分筆完了予定につきましては、建物北側の進入路部分に係る4筆は所有権移転登記の手続が済んでおります。また、建物が建っている土地につきましては、隣接地権者との境界確認、同意、測量図の作成が済んでおり、地権者より令和2年2月3日に寄附を受けております。今後は、分筆登記、所有権移転登記の手続を進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 先ほどの日渡議員のときに宿泊者数を言ったと言っていたのですが、ちょっと聞き漏らしてしまいましたので、その10日間の宿泊者数は教えていただけますか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 2月の22日から3月の1日までで30名の宿泊がございました。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 12月の全協で頂いたましこ悠和館宿泊施設の運営についての用紙に運営想定では宿泊者月平均110名、稼働率41.1%、1泊12名、週休2日、年265日で換算してあります。収支計画では、令和2年は1,320名宿泊、令和3年は1,380名宿泊、町長の先ほど教えていただいた答弁で30人ということでしたが、運営想定収支計画どおり達成できるのですか。お答えください。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) これ達成については会社のほうでしっかりとやっていただけると考えております。益子の場合、この宿泊についてかなり年間を通して大きな波がございます。1月、2月が非常に底の状況でございます。逆に一番大きいのが8月ということでございます。この差が非常に大きいという状況からして、今現在2月の状態でありますから、まずはまずまずのスタートを切れているというふうに私は考えております。ただ、問題はこの3月のコロナ、これがどのような影響を与えてくるのか。ゴールデンウイーク等々につきましては、かなり好調で宿泊を頂いておりますが、これも今後の進展によりましては、キャンセルをされてしまう可能性がありますので、十分とこの状況を注視をしていきながらしっかりと一人一人の顧客をつくっていっていただけるように期待をしております。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 益子の歳入では宿泊者施設の使用料として宿泊売上げの3%、令和2年の使用料収入は31万6,800円税抜き、令和3年の使用料収入は33万1,200円税抜きとなります。平成31年度当初予算一般会計で道の駅には道の駅指定管理料として2,566万3,000円が歳出に計上されていましたが、ましこ悠和館にも指定管理料を出すのですか。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) ましこ悠和館の管理料については、この後課長のほうから答弁させますが、今議員おっしゃる道の駅に対しての指定管理料は2,500万何がしではございません。こちらについては、訂正を頂きたいというふうに思います。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 議員のおっしゃいます悠和館の指定管理料の件でございますが、悠和館につきましてはフォレストと同じような形で施設を貸出しするというような形で対応してございます。その貸出し料としまして、売上げの3%分をその使用料として町へお納めいただく形になります。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 先ほどの2,566万というのは、では道の駅では幾ら歳出しているのですか。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) お答えします。  道の駅の指定管理料ですが、約1,800万円でございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 農政課長。 ◎農政課長(大塚) すみません。約1,800万円でございます。  以上です。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 1,800万円ということで理解いたしました。  それでは、ましこ悠和館の底地の分筆についてなのですが、道路の一部は令和元年11月11日に寄附されて、建物敷地と、坂道は令和2年の2月3日に寄附されました。契約条件に分筆登記完了後寄附とありますので、きちんと分筆登記はされているのですか。寄附されていない道路の一部はいつ分筆登記される予定ですか。お聞かせください。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 悠和館の建物が建っている部分と上り坂、スロープの部分の分筆につきましては、今後手続を進めていく予定でございます。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) では、速やかに手続していただけるように要望いたします。負担つき寄附ということを聞いていますが、平成29年4月1日付けで無償借用契約ということで、1年更新の自動更新、所有者変更、相続が発生した場合でも土地契約は担保されるとありますが、そのお金は誰が負担するのですか。 ○議長(星野壽男) 観光商工課長。 ◎観光商工課長(福田) 議員のおっしゃるそのお金の発生というのがちょっと理解できないのですが、無償での使用貸借ですので、分筆が完了してという形になれば所有権移転という形で金額の発生はございません。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 次に、ましこ花のまちづくりについて、お伺いいたします。大規模花畑イベントの一つとして昨年8月10日から18日までひまわり祭りが開催されました。約11ヘクタールに200万本のヒマワリが咲き誇り、満開時は本当に見事で心が和みました。私も上山出身なので、本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。上山集落営農の方々と町職員の方々も暑い中大変だったと思います。ひまわり祭りの来場者数と費用対効果はどのくらいありますか。  そして、今後も続けていくのですか。お答えください。 ○議長(星野壽男) 関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 今年度のひまわり祭りには4万6,865人のご来場を頂きました。来場者数につきましては、天候などの関係で多少のばらつきはございますが、毎年多くの方にお越しいただき、大変喜んでいただいております。平成28年度にひまわり・コスモス祭り会場で行ったアンケートでは来場者は県内各市町のほか、近隣各県にまで及び5回以上の来訪が半数を超えております。経済波及効果も十二分にあることも確認をできました。今後につきましても関係機関などと連携し、来場者の町内回遊の工夫をしながら継続をしてまいりたいと考えております。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 来場者数ですが、4万6,865名ということで平成30年度より1万3,000人近く減っていると思います。これは、やはり天候のばらつきのせいだったのでしょうか。それで、今経済波及効果が十分にあったと町長答弁されていましたが、9月の定例会でひまわり祭りに来た来場者の方が町内に行き、商店の売上げが上がったとか何かうれしい話はありましたかと質問したところ、そういう声は聞こえてきていませんが、平成30年の現地アンケート調査で買物や食事で1人2,000円ちょっと使っているとして5万人で1億円になる。だから、費用対効果は500万使っても、ヒマワリに使っても1億落ちていることになると言っていましたが、その1億円はどこに落ちたのか結果は分かりましたか。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 9月の答弁のとき、ひまわり祭りによって効果ができたという声は聞いていないというふうに、私はそういうことは言わないと思うのです。例えば道の駅であれば明らかに効果が出ております。ひまわり祭りと連動して例えばお盆の期間中に城内坂に勝るとも劣らないような人がひまわり祭りと道の駅の行き来をしているという状況がありますから、近隣でも効果は出ていると。先ほど申し上げた2,000円というのは、実は栃木県全体で、これは全国的なあれでしょうけれども、経済波及効果の基本的な数値というものは、実は日帰り客についてはもう少し高い、三千幾らになっていると思います。食事と、それから買物ということを加味すると三千幾らなのですが、これを少し低く見積もって、2,000円であってもという前提でのお話をさせていただいたというふうに記憶をしております。お1人当たりそういったことであればそのぐらいの金額になるであろう。ただし、その方々がどこで使われましたか、どこで買物しましたか、どこで食事をしましたかというところまでの調査はしておりませんので、これは今後もう少し詳しく、特定の店舗ではなくても例えば今後のリサーチの中でこういう例えば焼き物を買ったとか、農産品を買ったとか、もしくはカフェで食事をしたとか、おそば屋さんで食事をしたとか、そういったことは今後の課題とさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) どこで使ったかの調査までぜひしていただきたいと思います。今後も続けていくのですかということで上山集落営農の方々がやってくれないと進まない話だと言っていましたが、地元の何人かに伺ったら、始まって11年が経過して11歳年を取ったので、もう暑い中とても大変であるという声をたくさん耳にしました。もうやめたいと言っている人もおられました。そういう声は町へは聞こえてこないですか。お聞かせください。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 先日上山、それから生田目の皆さんと一緒に反省会というものに私も出させていただきました。大変だという声も非常に現実的に頂いておりますが、ただやはり上山の集落の皆さんは大変なのだけれども、喜んでくれる人はいると、そういった人がいる限り頑張りたいというお話も頂いております。こういった大変な事業をやっていく上でそれをやっぱり町民の皆さんが後押しをしてくれるかどうかというのも私は非常に大切なことではないかというふうに思っております。現実的にこれをやっているから、町内には間違いなく経済波及効果あるはずなのです。そういった方々を上山の方々を肯定的によく頑張ってくれているというふうな声が大きいのか、そうではなくて、いや、そんなことをやったってというふうな話になってきてしまいますと、やはり一生懸命前向きにやっている方々が大変な部分が心理的にも多くなってくるのではなかろうかというふうに思っておりますので、ぜひ関議員のほうにも積極的に彼らを称賛をしてもらって、よく頑張ってもらっているということを町民の皆様にもPRをしていただきたいというふうに思っています。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 本当に上山集落営農の方々が頑張っているということは私もよく存じております。毎年本当に暑いです。暑い中作業されて熱中症になったり、体調を崩されたりする方も出てくるかもしれません。花畑イベントに毎年1,100万お金をかけて、費用対効果がはっきりしないのであればイベントで税金を使うのではなくて福祉や子育て支援など違うところに回してほしいと私は思います。ご検討ください。  続きまして、英国トップセールス事業についてお伺いいたします。インバウンド対策事業として60万円の予算が出ています。海外向けウェブサイトを活用して、町の観光素材、情報を提供したり、多言語パンフ、看板等の設置、外国人モニターツアーの実施を検討していましたが、その結果、訪日外国人観光客の誘客はありましたか。英国トップセールス事業として506万円の予算が出ています。イギリスへは今までに何回行かれたのですか。その結果、どれだけの訪日外国人が益子へ来ましたか。  昨年11月1日から8日まで観光見本市、ワールド・トラベル・マーケットへ初出店していますが、販路拡大事業に取り組みましたが、その成果はありましたか。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。  大塚町長。 ◎町長(大塚) 英国トップセールス事業につきましては、益子のPR、誘客推進、益子焼の販路拡大等を目的に実施しております。まず、インバウンドの誘客の成果といたしましては、昨年ロンドンで開かれました観光見本市への出店を通して、着地型観光商品の商談会を行い、その後のツアー造成につながっております。また、外国人宿泊者数においては、東日本大震災以前の状況を上回るまで増加し、継続して実施してきた英国トップセールス事業の成果が表れてきているものと考えております。  次に、販路拡大事業につきましては、2017年にロンドンにて開催したバイヤーを対象とした益子焼の販売商談会では82件の商談を行い、その結果、11件の商談が成立をしております。トップセールス事業を通じて、引き続き益子のPR、誘客促進、益子の販路拡大等に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○議長(星野壽男) 執行部の答弁が終わりました。  再質問があればこれを許します。  1番、関議員。 ◆1番(関絹江) ツアー増設、来訪者が震災前の以前のように増えてきたということはとてもいいことかと思われます。あと、販売促進ということで82件の商談で11件の商談がまとまったということもすごくいい成果が表れたのではないかなというふうに思います。では、これだけの成果があったということは、イギリスへ行く旅費をかけただけの成果はあったということでよろしいのですか。 ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) 費用対効果の話になろうかと思いますけれども、十分な成果はあったというふうに思いますが、ただ大事なのは今後益子の大きな目標として町内総生産を高めていく。そういう中で日本国内の市場はどんどん、どんどんこれ小さくなってくるのは必然であろうかと思いますから、当然益子の町内総生産を高める上で今から海外の市場というものをしっかりと視野に入れて、今からしっかりと布石を打っていくということが大切かと思います。これから様々なトップセールスをする上で一回一回どれだけの成果が出るかというのも大切なのですが、長い目でしっかりこれ継続をしていろんな形でやっていく。そして、例えば台湾なんかは継続してやった上で拠点ができました。もう行政の手を離れて、民間の皆さんの中でしっかりと今事業をできるような形になってきているというような報告を受けております。それから、台湾からの訪問客も着実に増えてきたということでありますから、なかなか台湾と同じようにイギリスがうまくいくかどうか分かりませんが、継続をしてこういったことをやっていきながらしっかりとイギリスを益子の市場として形成をしていくということが大切だというふうなことをご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) では、少しずつですが、成果は表れているということでよろしいのですね。多くの町民からイギリスに行って何やっているのよ、こういうのはやめてほしいと言ってくれという声を私のところに来て、言う方がいらっしゃるのですが、本当に先ほど国内で販路が狭くなっていると言っていましたよね。国内でも益子焼売るのが難しいのにどれだけ益子焼が海外に行って売れるのかということもかなり耳にします。本当に行くだけの旅費をかけただけあるのか、本当に損得勘定したら費用対効果がマイナスなのではないかという声もたくさん聞こえてきます。ですので、長い目で見たほうがいいと言っていましたが、今の経済状況ではこういうことも無駄ではないかなというふうに思われます。どうお考えですか。
    ○議長(星野壽男) 大塚町長。 ◎町長(大塚) そこは、いろんな考え方、物の見方があろうかと思いますが、私は町内総生産、これを一つの基準に町民の皆様にも御覧になっていただきたいというふうに思っています。もし仮にこういった事業をしなかったら、あと先ほど花のまちづくりもそうですけれども、ああいう事業をしていなかったら町内総生産はどういうふうになっているか。逆に言うと、町が何もしないで町内総生産を落とすようなことに逆になってもいいでしょうかということを問いかけをしたいと思うのです。なくすのは簡単かもしれませんけれども、何もやらないで経済が伸びていかないことのほうがむしろマイナスは非常に大きいと思いますし、直近の数字でも町内総生産が4.数%伸びているという数値にはしっかりと着目をしていただいて、様々な形でいろんな町民の皆さんが努力している結果は出ているのだと、そういうことは自信を持って進めていくべきことではなかろうかというふうに思っておりますので、ご理解のほうよろしくお願いします。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員。 ◆1番(関絹江) 町内総生産は、少しずつでも伸びていると言っていましたが、先ほどのヒマワリもそうですが、11年やっていてもさほど費用対効果は少ない、経済波及が少しずつは伸びていると言っていましたが、かけた金額に対して本当に微々たるものではないかなというふうに思われますので、そういうことが無駄ではないというのでしたら本当にプラ・マイどうなっているのかとか、友好だけでは通らないと思うのです。友好都市は本当に大切だと思いますが、本当に経費をかけて、みんなの税金を使ってトップセールスに行くのもちょっと考えていただければなというふうに私自身は思います。 ○議長(星野壽男) 1番、関議員の一般質問を終わります。 ○議長(星野壽男) 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会します。               散会  午後 3時38分...